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Suica・PASMOのタッチで改札通知!iPhoneショートカットでメール・SMS送信を自動化する方法

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はじめに

子どもや高齢の家族が電車に乗ったとき、「無事に改札を通れたかな」と気になったことはありませんか。有料の見守りサービスを使えば入出場・利用駅・残額まで通知できますが、まずは無料で試してみたいという方もいるでしょう。

この記事では、iPhoneの「ショートカット」アプリだけを使って、SuicaやPASMOで改札をタッチした瞬間にメールやSMSを自動送信する仕組みを無料で作る方法を解説します。

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「通知が届けばOK」という用途なら、無料でも十分実用的な仕組みが作れます。

まず確認:できること・できないこと

設定前に、この方法でできることとできないことを整理します。

✅ できること(無料で代替できる部分)

  • Wallet(ウォレット)の交通系ICをタッチしたとき、自動で通知を送れる
  • 通知に日時を含められる
  • 通知に現在地を含められる(位置情報をONにした場合)
  • 通知先をメール・SMS/iMessageから選べる(複数手段の組み合わせも可能)

❗ できないこと(有料サービスとの差)

  • 入場・出場の判定はできない(「駅に入った」か「出た」かを確実に区別できない)
  • 利用駅名・IC残額の取得はできない(GPSによる推定は可能だが精度に限界がある)
  • 地下・駅構内ではGPSがブレやすいため、現在地の精度が下がることがある

有料サービス「まもレール」との比較

「まもレール(まもれーる)」は、交通系ICの入出場情報を家族に通知できる有料の見守りサービスです。入場・出場の判別、利用駅名、時刻、残額まで正確に通知される点が特長で、厳密な見守り用途に向いています。

一方、この記事で紹介するショートカット方式は、あくまでも「改札をタッチしたこと」の検知と通知のみを担います。通知さえ届けば十分という用途なら、無料でも対応できます。

まずは無料で試してみて、「駅名や入出場の判別まで必要だ」と感じたら有料サービスへの移行を検討するのがおすすめです。

設定手順

ショートカットアプリの「オートメーション」機能を使って設定します。iPhoneにプリインストールされているショートカットアプリを使うので、追加インストールは不要です。

「オートメーション」→「新規オートメーション」をタップ

ショートカットアプリを開き、下部メニューの「オートメーション」をタップします。「新規オートメーション」または右上の「+」をタップしてください。

ショートカットのオートメーション一覧(パーソナル)画面
トリガーの一覧から「ウォレット」を選択

トリガーの一覧からアプリ・システムのカテゴリを下にスクロールし、「ウォレット」を探してタップします。

トリガー選択でウォレットを選ぶ画面
対象カードを選択し「すぐに実行」をONにして次へ

通知を送りたい交通系ICカード(記名PASMO・My Suicaなど)にチェックを入れます。「すぐに実行」をONにしておくことで、改札タッチのたびに確認ダイアログなしで自動実行されます。

対象カード選択とすぐに実行の設定画面
「開始」をタップして設定を進める

「ウォレットのカードまたはパスをタップしたとき」という説明が表示されます。「開始」をタップして次に進みます。

開始をタップして設定を進める画面
「現在地を取得」アクションを追加(位置情報を使う場合)

「アクションを追加」をタップし、検索ボックスに「現在地」と入力して「現在地を取得」を追加します。このアクションを入れておくと、通知に現在地を含められるようになります。

現在地を取得アクションを検索して追加する画面

位置情報が不要な場合はこのアクションをスキップしても構いません。日時だけを通知する場合もシンプルで使いやすいです。

「テキスト」アクションを追加して通知文を作成

「テキスト」を検索して追加します。このテキストがメールやSMSの本文になります。

テキストアクションを検索して追加する画面

テキストの入力欄に通知文を入力します。変数ボタンから「現在の日付」「現在地」を差し込むと、タッチ時の情報が自動で入るようになります。

現在の日付・現在地をテキストに差し込むアクション構成例

通知文の例:「改札を通過しました(入/出不明)」+ 日時 + 現在地。件名や本文に「入/出不明」と添えておくと、受け取る側の混乱を防げます。

「メールを送信」を追加して宛先・件名を設定

「メールを送信」を検索して追加します。「宛先」に通知先のメールアドレス、「件名」に「改札通知」などの分かりやすいタイトルを設定します。「本文」には前のステップで作ったテキストを指定します。

メールを送信アクションを追加する画面

設定後、「作成シートを表示」をOFFにします。OFFにすることで、改札タッチのたびに確認画面が出ずに自動送信されます。

作成シートを表示をOFFにする設定画面

「作成シートを表示」は必ずOFFにしてください。ONのままでは毎回確認画面が表示され、自動送信されません。

(任意)SMS/iMessageでも通知する場合

メールの代わりに、またはメールと組み合わせてSMS/iMessageで通知することもできます。「メッセージを送信」を検索して追加し、宛先に電話番号を入力するだけです。

メッセージを送信(SMS/iMessage)アクションを追加する画面

メールとSMSの両方を追加すれば見落としリスクを減らせます。用途に合わせて通知チャネルを自由に組み合わせられるのが、ショートカット方式のメリットです。

「完了」をタップして設定完了

完成したアクション構成を確認して「完了(右上チェックマーク)」をタップすれば設定完了です。

完成したオートメーションのアクション全体像

次回、対象の交通系ICカードで改札をタッチすると、下図のような通知メールが届きます。

実際に届いた通知メールの例(改札を通過しました+日時+現在地)

「入場・出場」が区別できない問題について

ショートカットのウォレットトリガーは、「カードがタッチされた」という事実だけを検知します。そのため、「駅に入ったのか、出たのか」を確実に判別する手段がありません。

通知文・件名には「改札を通過しました(入/出不明)」のように「入/出不明」と明記することを推奨します。曖昧なまま通知すると、受け取る側が「乗ったのか降りたのか」を誤解する可能性があります。

なお、前回の通知からの経過時間で「たぶん入場・出場」を推定する方法もありますが、乗り換えや途中下車があると外れることも多いため、あくまで参考程度に留めてください。

実運用の注意点

位置情報のプライバシーと権限設定

「現在地を取得」アクションを使う場合、ショートカットアプリに位置情報の使用許可が必要です。設定アプリの「プライバシーとセキュリティ → 位置情報サービス → ショートカット」から「常に許可」にしておく必要があります。

また、現在地情報は通知メールに含まれるため、送信先(家族など)との間で情報共有の同意を事前に取っておくことをおすすめします。

バッテリー最適化・通信状況による遅延

バッテリーセーブモードや通信状況によっては、通知の送信が遅れることがあります。また、Apple Watchと併用している場合、オートメーションが起動しないケースが報告されているため、iPhoneを持ち歩いている状態での利用が前提となります。

通知頻度と文面の配慮

通知先の家族などと、あらかじめ通知の意図や頻度を共有しておきましょう。1日に何度も改札をタッチする場合は通知が多くなるため、受け取る側が煩わしく感じないよう配慮が必要です。

まとめ:どんな人に向くか

この方法が向く人

  • 「改札を通過した」という通知さえ届けば十分な人
  • まずは無料で試してみたい人
  • 通知チャネル(メール・SMS)を柔軟に選びたい人

有料サービスが向く人

  • 入場・出場をきちんと判別したい人
  • 利用駅名やIC残額も通知に含めたい人
  • 精度の高い見守りが必要な用途(子どもの登下校など)
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設定は5〜10分でできます。ぜひ一度試してみてください!

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