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CCNP ENCORを効率良く攻略するための勉強法と試験のコツ

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はじめに

皆さん、こんにちは。先日、CCNP ENCOR試験を受けて合格しました。

今回は私の勉強方法と試験前の対策についてシェアしたいと思います。これから試験に挑む方々の参考になれば幸いです。

背景と前提知識

私がCCNP ENCORに挑むまでの経験として、NW実務経験約1年半(詳細設計・構築がメイン)、そしてCCNAを1年前に取得しています。

勉強方法

勉強教材

  1. Ping-t (プレミアムコンテンツ)
  2. CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集

よく言われる白本というやつです。

各教材の勉強方法

Ping-tでの問題解答

ENCOR用のPing-t問題は約1000問用意されています。私は3〜4周解答し、答えを覚えるレベルまで取り組みました。

試験時に同じような問題が出題された場合、反射的に正解を選ぶことができました。

本番の試験は時間がかなりタイトな上、緊張もするので少しでも反射で回答できるような問題があると、試験時間の節約や試験中の精神の安定につながるかなと思います。

シミュレーション問題対策

シミュレーション問題の対策としてPing-tに用意されているコマ問という40問のコマンド問題を試験の直前の1週間で5周実施しました。

このおかげで本番試験でも同様な問題が出題された際に慌てずに解くことができましたが、1問だけどの設定モードに移行すべきかが分からず完全に解くことができない問題があり、コマ問だけでなくPacket tracerなどを用いて自ら構築し、理解を深める時間をより確保すべきだと感じました。

参考書(白本)の利用

白本をがっつり読む、といったことはありませんでした。Ping-tの解説が理解できない部分や、出題されそうなコマンドを確認する程度に使用しました。

また、白本には2回分の模擬問題が用意されており、各回2周解きました。この模擬問題は最後の腕試しや理解力の確認として最適かと思いますが、Ping-tの問題集よりも細かい設定や仕様について問われる問題が多く、逆に自信喪失しないように気を付けてください笑

勉強期間

総勉強期間は約半年です。最初の5か月間はPing-tの問題をすべて解くことにフォーカスし、直前1か月前からスパートをかけました。

試験直前の対策

Ping-tの合格体験記を読むことを強くおすすめします。

直前で出題されたシミュレーション問題について体験記を記載している方が多いのでこれを確認することで対策を練ることができます。ただ、必ずしも最新の受験者と同じ問題が出題されるわけではないので、トレンドを把握するために2,3か月前まで遡って体験記を読むことも重要です。

試験本番

試験本番の進め方

時間配分

CCNP試験では、一度解答した問題に戻ることができないので注意が必要です。私の場合、時間がギリギリで全問解答し終えたときに残り時間は3分だけでした。

通常問題

全体を通して、Ping-tの問題を丸暗記した場合は4割程度は楽に解くことができる印象でした。ただ確実な合格は難しいように思えます。

その理由として、「ログを確認して問題が発生している原因を見つけ出す」「発生している問題を解決する無線機能を選択する」といったトラブルシューティングに関する問題がCCNPでは多く出題されるからです。機能だけは理解していても問題のシチュエーションに合わせた回答を導き出さなければならないため、表面的な知識のみでは選択に悩む問題が多々出題されました。

このためPing-tの問題集のみで合格を目指す際には問題を解きながら「なぜそれが正解になるのか」という正答を導くプロセスだけではなく、「他の選択肢がなぜ間違いなのか」もこたえられるレベルの理解力が必要だと感じました。

ドラッグアンドドロップ問題

Ping-tレベルの理解があれば比較的簡単に解答できます。私は全ての問題を30秒未満で解けました。

シミュレーション問題

試験では3問のシミュレーション問題が出題されました。私の場合はPing-tのコマ問と合格体験記から直近の出題された問題の対策をしておくことで対応できました。

注意点として、機器に設定を入れた後NVRAMに設定を保存することは必須です。各機器に設定が完了した後、忘れずに[copy running-config startup-config]コマンドを実行しましょう。

さいごに

今回の反省をもとに次はCCNP ENASIを受験する予定です。皆さんも取得に向けて頑張ってください!