Windows 11で「タイムサーバを更新できませんでした」と表示されたときの対処法

sanane
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

はじめに

Windows 11の設定画面でNTPサーバを追加しようとすると、「タイムサーバを更新できませんでした。サーバーアドレスを確認し、アクティブなネットワーク接続があることを確認してください。」と表示される事象が発生しました。
本記事では、GUI設定で追加できない場合の解決手順を解説します。

SANANE
SANANE

本記事の結論は、GUI設定で失敗しても w32tm で手動設定すれば同期できました。

今回の前提と発生した事象

以下のような状況で、Windows 11端末だけがNTP追加に失敗しました。

  • Windows 11の「設定」>「時刻と言語」>「日付と時刻」>「追加の設定」>「タイムサーバーを変更します」で、カスタムタイムサーバにIPアドレスを入力すると「タイムサーバを更新できませんでした。サーバーアドレスを確認し、アクティブなネットワーク接続があることを確認してください。」と表示される
  • 同一セグメントのWindows Serverやネットワーク機器は、同じNTPサーバ(IP指定)を参照できている
  • 端末はインターネットは出れない環境

先に結論:解決に使ったコマンド

以下のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行したことで解決しました。NTPサーバアドレスには実際のNTPサーバのIPアドレスを入力してください。

w32tm /config /manualpeerlist:"NTPサーバアドレス,0x8" /syncfromflags:manual /reliable:no /update
net stop w32time
net start w32time
w32tm /resync /rediscover

コマンドのポイント

  • ,0x8:手動ピア指定時にクライアントとして要求するための指定です
  • /syncfromflags:manual:手動設定したNTPサーバから同期します
  • /reliable:no:この端末を時刻配布元にはしない設定です(通常クライアント向け)
  • net stop/start w32time:設定反映のために時刻サービスを再起動します

コマンドは必ず管理者権限で実行してください。権限不足だと設定反映に失敗します。

注意点:設定した値は「タイムサーバーを変更します」には反映されない

w32tm で手動設定した値は、設定画面の「タイムサーバーを変更します」に表示される値へ反映されませんでした。
そのため、設定画面の表示だけで判断せず、レジストリを直接確認するか、確認コマンドで実際の設定を確認してください。

今回のようなケースでは、設定UIの表示と実際のW32Time設定が一致しないことがあります。

入れた設定の確認方法(どこを見ればよいか)

まずはコマンドで確認し、必要に応じてレジストリも確認します。

1. w32tm コマンドで確認

w32tm /query /configuration
w32tm /query /status
  • w32tm /query /configurationTypeNtpServer を確認します
  • w32tm /query /statusSource を確認します

2. レジストリで確認

reg query "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Parameters" /v Type
reg query "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Parameters" /v NtpServer
  • TypeNTP になっているか
  • NtpServerNTPサーバアドレス,0x8 が入っているか

まとめ

原因は不明ですが、Windows 11で設定アプリからNTPサーバ(IP指定)を追加できない場合でも、w32tm で手動設定すれば解決できるケースがあります。

設定UIで失敗しても、疎通確認と w32tm 手動設定を組み合わせれば、切り分けと復旧を最短で進められます。

記事URLをコピーしました