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【API利用版】Threads投稿一括削除ツールの紹介

sanane
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はじめに

今回はThreads APIを利用して、Threadsの投稿を一括で削除するツールを紹介します。

以前、ブックマークレットを用いてThreadsの投稿を削除するツールを紹介しました。

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その後、正式にThreadsからポスト削除のAPIが公開されました。それにあたり「Threads」の投稿削除ツールを作成しましたのでご紹介します。

無料で利用可能となっておりますのでぜひお試しください。

ツールの機能

投稿の一括削除が可能

無料で利用できるGoogleのスプレッドシートを用いて、事前に取得した投稿一覧から、ワンクリックで投稿をThreads API経由でまとめて削除することができます。

投稿の削除対象を自由に選択可能

スプレッドシートで管理するため、削除したくない投稿は削除対象から外したり、特定の期間だけ投稿を削除したりすることが可能です。

複数アカウントの管理も可能

ツールをコピーして複製すれば複数アカウントで運用することも可能です。

注意点

Threads APIで削除できる投稿は1日100件

Threads API のレート制限により、1日あたり削除できる投稿は最大100件までとなります。大量の投稿を削除するためには都度実行したり定期的に実行する必要があります。

削除した投稿は復元不可

削除すると、その投稿は復元不可となります。必ず確認の上削除をするようにしてください。本ツールの利用においていかなる損害も負いかねますのでご了承ください。

利用手順

本ツールの利用にあたっては、事前にThreadsのアカウント及びGoogleアカウントが必要となります。事前に作成ください。

STEP1:Meta開発者ポータルよりアプリの作成

Meta開発用アカウントの作成

まず、Threads APIを利用するために、Metaの開発用アカウントが必要になります。

こちらを参考に、Metaの開発用アカウントを登録してください。

アプリの作成

作成後、こちらよりデベロッパーダッシュボードへ移動し、[アプリを作成]をクリックします。

好きなアプリ名を入力し、[次へ]をクリックします。

[ユースケース]では、[Threads APIにアクセス]を選択し、[次へ]をクリックします。

[現時点ではビジネスポートフォリオをリンクしない。]にチェックを入れ、[次へ]をクリックします。

[ダッシュボードに移動]をクリックします。

アプリの初期設定

ダッシュボード上より、左メニュー[ユースケース]をクリックします。

[Threads APIにアクセス]>右の鉛筆アイコン[カスタマイズ]をクリックします。

左メニュー[Threads APIにアクセス]>[アクセス許可]より、[threads_delete][threads_manage_mentions][threads_read_replies]>[追加]をクリックします。

左メニュー[Threads APIにアクセス]>[設定]をクリックします。

ページ下部の[ユーザートークン生成ツール]>[Threadsテスターを追加または削除]をクリックします。

移動後の画面で[メンバーを追加]をクリックします。

[Threadsテスター]にチェックを入れ、検索欄に今回利用したいアカウントのユーザネームを入力し[追加]をクリックしてください。

追加したテスターのThreadsアカウントでThreadsにアクセスします。
左下[=]のアイコンより、[設定]>[アカウント]タブ>[ウェブサイトのアクセス許可]をクリックします。

[招待]より、追加したアプリの[同意する]をクリックします。

STEP2:ツールの初期設定①

スプレッドシートにアクセス

下記リンクのスプレッドシートにアクセスします。

アクセス後のスプレッドシートは閲覧権限です。この後の手順で自身のGoogleアカウントにコピーする必要があります。「共有リクエスト」をいただいても対応できませんのでご了承ください。

スプレッドシートのコピー

アクセスしたスプレッドシートから、スプレッドシートの上部メニュー[ファイル]>[コピーを作成]をクリックします。

ファイル名を任意の名前に変更し、[コピーを作成]をクリックします。
※以降の手順はコピーしたスプレッドシートに対して設定を実施してください。

アクセス権の認証

スプレッドシートの上部メニュー[★事前準備メニュー]をクリックします。(表示まで少し時間がかかります。)

[①Callback URL表示]をクリックします。

[認証が必要です]と表示された場合は以下の手順でアクセス権の承認を行います。

  1. [OK]をクリック
  2. スプレッドシートにログインしているアカウントをクリック
  3. [詳細]をクリック
  4. [Threads投稿削除処理(安全ではないページ)]をクリック
  5. [すべて選択]にチェックを入れ、[続行]をクリック

表示されるURLをコピーします。(次の手順で使用します)

表示されない場合は認証操作が誤っていたか、ブラウザ自体を変更するか更新を実施してください。

STEP3:認証情報の発行

Meta開発者ポータル上でスプレッドシート情報を連携

Meta for Developersにアクセスします。

右上[マイアプリ]>作成したアプリ>左メニュー[ユースケース]をクリックします。

[Threads APIにアクセス]>[カスタマイズ]>[設定]をクリックします。

以下を設定し、[保存]をクリックする。

  • コールバックURLをリダイレクト:前STEPでコピーしたURL
  • コールバックURLをアンインストール:前STEPでコピーしたURL
  • コールバックURLを削除:前STEPでコピーしたURL

※すべて同じURLです。

Form can’t be savedと表示され保存できない場合、1つ目の「コールバックURLをリダイレクト」欄に入力した際、入力欄の下にプルダウンが表示されるのでそちらをクリックしてください。

画像のようにURLに色がつき、保存が可能となります。

認証情報の取得

ページ上部に表示されている[ThreadsアプリID]と、[Threads App Secret]を表示の上コピーします。(次の手順で使用します。)

STEP4:ツールの起動

認証情報の入力

スプレッドシートの上部メニュー[★事前準備メニュー]>[②認証情報入力]をクリックします。

それぞれ前項でコピーした値を入力し、[保存]をクリックします。

Oauth2認証

スプレッドシートの上部メニュー[★事前準備メニュー]>[③OAuth2認証]をクリックします。

表示されるURLをクリックします。

別タブが開き、案内に従って認証を完了します。(投稿したいアカウントでログインしていることを確認)

→[認証成功!このウィンドウを閉じてください。]と表示されることを確認します。

別タブを閉じ、表示されているURLのモーダルを閉じます。

ツールの起動

スプレッドシートの上部メニュー[★事前準備メニュー]>[④ツールの起動]をクリックします。

ポップアップが表示されると、ツールが起動します。

利用方法

ツールの動作
  1. アカウントの投稿をすべて取得しシートに記載します。
  2. シートに表示されているものを100件削除します。

通常のポスト方法

ポストの全件取得

[投稿削除メニュー]>[ポスト全件取得]をクリックします。

しばらくすると、投稿したすべてのポストの情報がスプレッドシートに記載されます。

ツールの実行可能時間は6分のため、ポスト数が非常に多い場合には取得に時間がかかり失敗する場合があります。

削除ポストの選定

本ツールでは上から順にシートに表示されているポストを削除します。

必要に応じて、削除したくないポストは表から削除したり、フィルタリングをしてポストを並び替えたりしてください。

ポストの削除

[投稿削除メニュー]>[ポスト削除]をクリックします。

少し待つと、上から順に100件のポストを削除し、A列に[deleted]と表示されポストが削除されます。

利用上の注意点

APIの利用について

頻繁な投稿や過度な利用はAPIのレート制限やアカウント制限につながるおそれがございますのでご注意ください。

本ツールについて

利用にあたってのいかなる損害に対して一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

また、譲渡・転売・再配布は禁止いたします。

よくある質問

複数アカウントの利用方法

複数アカウントで利用する場合は[STEP2:アプリの作成]で新規でアプリを作成してください。また、本ツールもコピーして新規で作成したアプリと紐づけてください。

スマートフォンでの利用について

スマートフォンからはSafariやChromeなどのブラウザからスプレッドシートにアクセスすることで利用可能です。iOSアプリでは[投稿予約メニュー]などのカスタムメニューが利用できません。

カスタマイズの依頼について

「本記事の紹介内容をもっと自分用にカスタマイズしたい」

「設定がうまくいかず依頼したい」

「別のツールの作成依頼をしたい」

上記ご要望について、ココナラというサービスにて承っております。

相談は無料ですのでぜひお気軽にご相談ください。

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さなね
さなね
システムエンジニアとしての傍ら、自動化に関するツールの作成や発信をしています。 ココナラで紹介しているツールのカスタマイズを承っています。
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