はじめに
普段からGoogleカレンダーを使ってスケジュール管理を行う方にとって、自分の空き時間を把握したり提示するのに毎回カレンダーを毎回目視で確認して空き時間を入力してはいないでしょうか?
今回は、Google Apps Script(GAS)を使用してGoogleカレンダーの空き時間を一括で抽出し、スプレッドシートに表示するツールをご紹介します。
無料でDLできるスプレッドシートのリンクを用意していますので、すぐに利用することが可能です。
ツールの主な機能
Googleカレンダーの空き時間を一括で出力可能
本ツールは、Googleカレンダーから直近1ヶ月分の空き時間を一括で抽出し、スプレッドシートに一覧表示することができます。
これにより、手動でスケジュールを確認する手間を省き、効率的に空き時間を把握できます。
複数のカレンダーを使用可能
本ツールは、複数のGoogleカレンダーを一度に扱うことができます。
複数のカレンダーからイベント情報を取得し、重複なく空き時間を計算することで、チーム全体のスケジュール調整がスムーズに行えます。
本ツールのメリット
時間短縮が可能
手動で空き時間を確認する必要がなくなり、スケジュール調整にかかる時間を大幅に短縮できます。特に、複数のカレンダーを確認する場合、さらに効率化が図れます。
簡単な設定で利用可能
ツールの設定は非常に簡単で、Googleスプレッドシートの初期設定を行い、カレンダーIDと時間帯を設定するだけです。
特別な技術知識がなくてもすぐに利用開始できます。
無料で利用可能
このツールは無料で提供されており、また利用のスプレッドシートや処理で利用されているGASも利用は無料です。誰でも気軽に利用することができます。
有料のソフトウェアやサービスを利用することなく、スケジュール管理の効率化が図れます。
利用方法
STEP1:Googleスプレッドシートのコピー
まず、下記のリンクからGoogleスプレッドシートにアクセスします。
アクセスした状態のスプレッドシートは閲覧権限のため、編集できるよう以下の手順でスプレッドシートをコピーします。
- ツールの上部バー[ファイル]をクリック
- [コピーを作成]をクリック
- ファイル名を任意の名前に変更し、[コピーを作成]をクリック
以降はコピーしたツールに対して操作を行ってください。
STEP2:カレンダーIDの選択
次に、対象とするGoogleカレンダーを選択します。
B5セルにカレンダーIDを入力してください。
カレンダーIDを探す方法は以下の記事をご参考ください。
Googleカレンダーを複数指定することも可能です。その場合にはカンマ(,) で区切ってカレンダーIDを記載して下さい。
STEP3:稼働時間帯を選択
次に、空き時間帯の開始時間と終了時間を選択します。
- B9セルをクリックし、開始時間を選択します。
- B10セルをクリックし、終了時間を選択します。
以上で設定は完了です。
STEP4:空き時間の抽出
スプレッドシートの上部バーから[カスタムメニュー]をクリックします。
[空き時間抽出]をクリックします。
初回はGASのアクセス権の認証が必要となります。
承認方法については以下を参照ください。
承認完了後はもう一度、上部バーから[カスタムメニュー]>[空き時間抽出]をクリックします。
少し待つとダイアログが表示され、B15セルから下に直近1ヶ月分の空き時間が表示されます。
ツールのカスタマイズについて
本ツールに追加機能や追加のカスタマイズを行いたい場合はココナラにて承っております。お気軽にご連絡ください。
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