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Googleカレンダーの予定を一括削除する方法|無料ツールで期間・キーワード指定も解説

sanane
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Googleカレンダーには「複数の予定を選んでまとめて削除する」機能がありません。標準の操作では、1件ずつ開いて削除するか、そのカレンダーの予定をまとめて全部消すかしかありません(メインカレンダー以外は、カレンダーごと削除する形になります)。「この条件に合うものだけ」を選んで消す方法は用意されていません。繰り返し予定を含む数十件〜数千件を整理したいとき、これでは現実的な時間で終わりません。

この記事では、期間とキーワードを指定して該当する予定だけを検索し、選んだものだけをまとめて削除できる無料のスプレッドシートツールを配布します。プログラミングの知識は不要で、コピーして使うだけです。実際にダミーの予定14件を登録し、一括削除するところまでを画面つきで解説します。

こんな人にオススメ
  • Googleカレンダーの予定をまとめて削除したい
  • 他のアプリ(TimeTreeなど)から移行した予定を整理し直したい
  • 繰り返し予定を1件ずつ消すのに疲れた
  • 特定のキーワードを含む予定だけを消したい
  • プログラミングの知識なしでツールを使いたい

先に結論|使い方3ステップ

スプレッドシートをコピー

配布シートを自分のGoogleドライブにコピーします。初回だけ権限の許可が必要です。

条件を入力して検索

カレンダー・期間・キーワードを入力し、「② 予定を検索」を押します。

チェックして削除

一覧に出た予定から消したいものにチェックを付け、「③ チェックした予定を削除」を押します。

検証はテスト用に新しく作成したカレンダー「サンプル」に登録した、シフトや歯医者などのダミー予定14件で行いました。画面内の氏名・メールアドレスはマスク済みです。

スプレッドシートをコピーする

下記のリンクから配布用のスプレッドシートを開きます。

上部メニューの「ファイル」→「コピーを作成」を選びます。「添付の Apps Script ファイルと機能もコピーされます」という案内が出ますが、そのまま「コピーを作成」を押してください。これでツールの中身(スクリプト)も含めて、自分のGoogleドライブに複製されます。

ドキュメントのコピー確認ダイアログ。「添付のApps Scriptファイルと機能もコピーされます」という案内とともに「コピーを作成」ボタンが赤枠で囲まれている

必ず「コピーを作成」してから使ってください。配布元のシートを直接編集することはできません。

コピーが開くと、シートの1枚目に「予定の一括削除」というシートができていて、上部メニューにも「📅 予定の一括削除」が追加されています。この記事の①②③は、すべてこのメニューから実行します。

コピー直後のスプレッドシート。上部メニューに追加された「📅 予定の一括削除」を開くと「① カレンダーを読み込む」「② 予定を検索」「③ チェックした予定を削除」の3項目が並んでいる

初回だけ|権限の許可

メニューから「① カレンダーを読み込む」を押すと、初回だけ権限の確認画面が続けて表示されます。見慣れない警告が出ますが、コピーした本人が作った(コピーした)スクリプトなので問題ありません。順番に進めます。

まず「このアプリは Google で確認されていません」という警告画面が出ます。これは、Googleの審査を受けた市販アプリではなく、個人が配布しているスクリプトだから出る一般的な表示です。左下の「詳細」を押します。

「このアプリはGoogleで確認されていません」という警告画面。左下の「詳細」リンクが赤枠で囲まれている

「詳細を非表示」の下に、プロジェクト名(設定していない場合は「無題のプロジェクト」と表示されます)に続けて「(安全ではないページ)に移動」というリンクが出るので、これを押します。

警告画面の詳細を開いた状態。「無題のプロジェクト(安全ではないページ)に移動」というリンクが赤枠で囲まれている

最後に、このツールがアクセスできる内容の一覧が出ます。「すべて選択」にチェックを入れて「続行」を押してください。

アクセスを許可する情報を選ぶ画面。「すべて選択」のチェックボックスが赤枠で囲まれている。スプレッドシートの表示と管理、Googleカレンダーの表示・編集・共有・完全な削除の2項目が並ぶ

許可するのは「このアプリケーションがインストールされているスプレッドシートの表示と管理」と「Googleカレンダーを使用してアクセスできるすべてのカレンダーの表示、編集、共有、完全な削除」の2つです。カレンダー側の権限は、Googleが用意している区分の都合でこの広さになります(「予定を削除するだけ」を選ぶことはできません)。ドライブのほかのファイルやGmailにはアクセスしません。

許可が終わると、そのまま「① カレンダーを読み込む」が実行されます。許可の画面が自動で閉じてシートに戻り、B3のセルが選ばれてプルダウンの矢印が出ていれば、自分のカレンダー一覧の読み込みは完了です(新しくコピーしたシートで確認しました)。矢印が出ていないときだけ、もう一度「① カレンダーを読み込む」を押してください。

条件を入力して検索する

①が終わると、B3セルがプルダウンになり、カレンダーを選べるようになります。

B3セルのプルダウンを開いた状態。「予定表」「TEST」「TimeLine」「TimeTree」「サンプル」「予定共有」が並び、「サンプル」が赤枠で囲まれている

カレンダーを選んだら、開始日・終了日・キーワードを入力します。今回は検証用カレンダー「サンプル」に登録した、2026年10月のシフト予定14件だけを対象にしてみます。

カレンダー欄に「サンプル」、開始日に「2026/10/01」、終了日に「2026/10/31」、キーワードに「シフト」を入力した状態
入れるもの
カレンダー予定を削除したいカレンダー
開始日この日から(ダブルクリックでカレンダーから選べます)
終了日この日まで。開始日〜終了日に少しでも重なる予定が対象
キーワード予定名にこの文字を含むものだけ。空欄なら期間内の全部

入力できたらメニューから「② 予定を検索」を押します。条件に合う予定が、シートの9行目から一覧で表示されます。この時点ではまだ何も削除されません。

「14件見つかりました。削除する予定にチェックを入れて『③ チェックした予定を削除』を実行してください。」というトースト通知とともに、シフト(早番)・シフト(遅番)が交互に14行並んだ一覧

「シフト」というキーワードで絞ったため、同じサンプルカレンダーにある「定例ミーティング」「歯医者」「美容院」「家族旅行」は一覧に出てきません。検索で絞り込んでから消す、という順番が事故を防ぐいちばんの対策です。

チェックして削除する

削除したい予定にチェックを付けます。一覧の一番上(見出し行)のチェックボックスを使うと、表示中の予定を全選択・全解除できます。

一番上のチェックボックスにチェックを入れると、9〜22行目の14件すべてにチェックが付いた状態

チェックが付いたら、メニューから「③ チェックした予定を削除」を押します。件数を確認するダイアログが出るので、内容を確認してから「OK」を押してください。

「『サンプル』から14件の予定を削除します。削除すると元に戻せません。よろしいですか?」という確認ダイアログ。「OK」ボタンが赤枠で囲まれている

ダイアログに出るとおり、このツール自体には「元に戻す」機能がありません。初めて使うときは、いきなり大量に削除せず、1〜2件だけで試してから本番の削除をすることをおすすめします。

削除が終わると、件数を知らせる結果画面が出ます。

「14件の予定を削除しました。」という削除結果のダイアログ

「OK」を押すと一覧に戻り、削除した行が灰色の取り消し線になって「削除済み」と表示されます。

削除後の一覧。14行すべてが灰色の取り消し線になり、状態の欄に「削除済み」と表示されている

実際のカレンダー画面で見ると、「シフト」の予定だけが消え、キーワードに含まれない「定例ミーティング」「歯医者」「美容院」「家族旅行」はそのまま残っていることが分かります。

Googleカレンダーの月表示。上段は削除前で「シフト」の予定7か所が赤い実線の枠で囲まれ、下段は削除後で同じ位置が赤い破線の空枠になっている。どちらの段も定例ミーティング・歯医者・美容院・家族旅行はそのまま残っている

繰り返し予定はどうなる?

TimeTreeなど他のアプリからGoogleカレンダーへ予定を移行すると、繰り返し予定が「同じ予定が何十回も並ぶ」形で登録されることがあります。このツールは、検索した一覧に出てきた回だけを削除します。期間の外にある回には影響しません。

比較として、Googleカレンダー標準の削除機能で繰り返し予定を消そうとすると、次のようなダイアログが出ます。

Googleカレンダー標準の「定期的な予定の削除」ダイアログ。「この予定」と「すべての予定」の二択になっている

今回の画面では「この予定」「すべての予定」の2択でしたが、削除する回によっては「これ以降の予定」を含む3択になります。ここで「すべての予定」を選ぶと、過去・未来のすべての回がまとめて消えます。「この期間の分だけ残したい」のように一部の回だけを選びたいときは、このツールのように期間とキーワードで絞り込んでから消すほうが確実です。

大量に削除したいとき

Googleの仕組み上、スクリプトは1回の実行が6分までに制限されています。このツールは約4分30秒でいったん安全に止まり、削除できたところまでを「削除済み」として記録します。件数が多くて途中で止まったときは、もう一度「③ チェックした予定を削除」を押せば、続きから削除できます。すでに削除済みの予定を二重に処理することはありません。

よくある質問

Q
削除した予定を元に戻せますか?

このツールには元に戻す機能がありません。確認ダイアログにも「削除すると元に戻せません」と表示されます。

なお、Googleカレンダー自体には削除した予定が入る「ゴミ箱」があり(右上の設定アイコン →「ゴミ箱」)、そこに残っていれば復元できる場合があります。ただし筆者が試した範囲では、削除した予定のすべてがゴミ箱にあったわけではありませんでした。確実に戻せる保証はないので、元に戻せない前提で、はじめて使うときは1〜2件だけで試してから本番の削除をすることをおすすめします。

Q
共有カレンダーの予定も消せますか?

そのカレンダーに対して「予定の変更」権限があれば削除できます。閲覧だけの権限では削除できません。①のプルダウンには、削除できない祝日カレンダーなどは表示されない仕組みになっています。

Q
「このアプリはGoogleで確認されていません」と出て不安です

これは、Googleの審査を受けた市販アプリではなく、個人が配布している少人数向けのスクリプトに共通して出る一般的な警告です。このツールが求める権限は「このスプレッドシートの表示と管理」と「Googleカレンダーの表示・編集・共有・完全な削除」の2つです。カレンダー側はGoogleの区分の都合で広めの表示になりますが、ツールが実際に行うのは予定の検索と、チェックを付けた予定の削除だけです。ドライブのほかのファイルやGmailにはアクセスしません。

Q
プルダウンに削除したいカレンダーが出てきません

「① カレンダーを読み込む」をもう一度押してください。それでも出ない場合は、そのカレンダーがGoogleアカウントに追加されているか(左のカレンダー一覧に表示されているか)を確認してください。

Q
スマホからでも使えますか?

スプレッドシートのアプリやブラウザからメニューを操作できれば、スマホからでも実行できます。ただし画面が小さいと一覧の確認がしづらいため、件数が多いときはパソコンでの操作をおすすめします。

まとめ

  • Googleカレンダー標準には複数の予定をまとめて削除する機能がない
  • 配布シートを「コピーを作成」してから使う
  • 初回だけ権限の許可が必要。許可が終わると①が自動で実行される(B3にプルダウンが出ていなければ、もう一度①を押す)
  • ①カレンダーを選ぶ→②期間とキーワードで検索→③チェックして削除、の3ステップ
  • 繰り返し予定は一覧に出た回だけが消える
  • ツールには元に戻す機能がないので、少ない件数で試してから本番実行する
  • 件数が多いときは約4分30秒で自動的に区切られ、再実行すれば続きから削除できる

検索で絞ってから消す——この順番さえ守れば、大事な予定を巻き込む事故はほぼ防げます。TimeTreeからGoogleカレンダーへ移行する予定がある方や、カレンダーをスプレッドシートで扱う他のツールを探している方は、あわせてこちらの記事もご覧ください。

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