Power Automateとは?できること・使い方・始め方を実例28本で解説

Power Automate(パワーオートメート)とは、Microsoftが提供するノーコードの業務自動化ツールです。普段手作業でやっているファイルの保存・申請の承認・メールやTeamsへの通知などを、画面上でブロックをつなぐだけで自動化できます。プログラミングは不要です。
このページは、Power Automateを「これから使ってみたい」「何ができるのか全体像を知りたい」という方のための入口ガイドです。基本(とは・できること・料金・始め方)をまとめたうえで、やりたいことから具体的な手順記事へすぐ飛べるように、当ブログの実例記事28本を目的別に整理しました。
- Power Automateとは何か/何ができるのか
- クラウドフローとPower Automate Desktop(PAD)の違い
- 料金は?無料でどこまで使えるのか
- 使い始めるための3ステップ
- やりたいことから探せる、目的別の実例記事28本
Power Automateとは(30秒でわかる概要)
Power Automateは、Microsoft 365に含まれる業務自動化(RPA/ワークフロー)サービスです。「〇〇が起きたら(トリガー)→△△する(アクション)」という形でフローを組み立て、定型作業をパソコンやクラウド上で自動実行します。
たとえば「フォームに回答が来たら→担当者にメールする」「メールの添付ファイルを→自動でクラウドに保存する」といった作業を、一度フローを作っておけば人手をかけずに繰り返し実行できます。Outlook・Teams・SharePoint・Excel・OneDriveなどMicrosoft製品はもちろん、Boxなど外部サービスとも1,000種類以上のコネクタでつながります。
Power Automateで何ができる?
できることは多岐にわたりますが、当ブログで扱っている実例は大きく次の4つの分野に整理できます。あとの「目的別」セクションで、それぞれの具体的な手順記事へご案内します。
- ファイル操作の自動化:添付ファイルの保存、フォルダ間コピー、PDF化、ファイル名変更など
- 承認・申請の電子化:休暇申請や稟議をフォーム+承認フローで電子化
- 通知・コミュニケーション:フォーム回答への自動返信、Teamsへの自動投稿
- AI・運用管理:Copilotによるメール要約、フローのインポート/エクスポート、定期実行
クラウドフロー と Power Automate Desktop(PAD)の違い
Power Automateには大きく2種類あります。どちらを使うか迷ったときの早見表です。
| 種類 | 得意なこと | こんな人向け |
|---|---|---|
| クラウドフロー | Microsoft 365やクラウドサービス同士の連携(メール・Teams・SharePoint・Box等) | Web上のサービスを自動でつなぎたい |
| Power Automate Desktop(PAD) | Windows上のアプリ操作・画面操作の自動化(RPA) | デスクトップアプリの手作業を自動化したい |
当ブログの実例記事は主にクラウドフローを扱っています。「メールやファイル、クラウドサービスの連携を自動化したい」という方は、まずクラウドフローから始めるのがおすすめです。
料金は?無料でどこまで使える?
Power AutomateはMicrosoft 365(Office 365)のプランに含まれる範囲で、追加費用なしで使い始められます。OutlookやSharePoint、Teamsといった「標準コネクタ」を使うフローなら、多くの業務は無料の範囲で自動化できます。
一方で、一部の高度なコネクタ(プレミアムコネクタ)や、AI機能の本格利用には追加ライセンスが必要です。「自分のやりたいことは無料の範囲か?」を判断したい方は、料金とライセンスを詳しく整理した次の記事をご覧ください。
使い始める3ステップ
- サインインする:make.powerautomate.com にMicrosoft 365アカウントでサインインします。
- テンプレートから作る:最初はゼロから作らず、用意されたテンプレートを選ぶのが近道です。承認や通知はテンプレートが充実しています。
- テストして保存・公開する:作ったフローは「テスト」で動作確認してから保存します。トリガー条件を満たすと自動で動き始めます。
最初の1本としては、承認フロー(テンプレートで15〜20分で完成)か、フォーム回答への自動返信あたりが成功体験を得やすくおすすめです。下の目的別セクションから、ご自身のやりたいことに近い記事を選んでください。
【目的別】やりたいことから記事を探す
ここからは、当ブログのPower Automate実例記事を目的別に5グループでまとめています。気になるものから読んで、実際にフローを作ってみてください。
① ファイル操作・保存を自動化したい
- Power AutomateでBoxと連携する方法
- Outlookの添付ファイルをBoxへ自動保存する
- Outlookの添付ファイルをOneDriveへ自動保存する
- SharePointのファイルをコピー・移動してバックアップする
- SharePointリストをCSVで出力する
- OneDriveのファイル名を自動で変更する
- ファイルを自動でPDF化する
- メール添付ファイルを自動保存する(Outlook→OneDrive/SharePoint)
- Microsoft Formsの添付ファイル(ファイルアップロード)を自動で取得・保存する
- ExcelをCSVに自動変換する(CSVテーブルの作成)
② 承認・申請を電子化したい
- 承認フローの作り方(休暇申請をテンプレートから自動化)
- 多段階承認フローの作り方(課長→部長の金額分岐)
- Outlookの投票ボタンで承認・回答を集める
- 承認依頼をTeamsに送る(アダプティブカードでその場承認)
③ 通知・コミュニケーションを自動化したい
- フォームの回答者に自動返信メールを送る
- Teamsに定期メッセージを自動投稿する
- Teamsに自動通知する(Forms・SharePoint・メール起点)
- Teamsテンプレ「メッセージについてフォローアップする」の中身を解説
- Teamsのフォローアップに「スヌーズ(あとで再通知)」を追加する
- 複数人の空き時間を検索する
- 会議室予約を自動化する(空き会議室を検索してTeamsから予約)
④ フローを管理・運用したい
⑤ 料金・トラブル対処・AI連携
- 料金・ライセンス完全ガイド【2026年版】
- Outlookコネクタでエラー(500)が出るときの対処
- Copilot Studioでメールを自動要約する
- Copilot StudioのエージェントからPower Automateフローを呼び出す
つまずいたときは
フローが思うように動かないときは、まずトリガー条件・接続(コネクタ)の認証・アクションの入力値を順に確認します。よくあるOutlookコネクタのエラーについては、Outlookコネクタでエラー(500)が出るときの対処で具体的な解決手順を解説しています。
よくあるご質問(FAQ)
Power Automateは無料で使えますか?
Microsoft 365のプランに含まれる標準コネクタの範囲なら、追加費用なしで利用できます。プレミアムコネクタやAI機能の本格利用には追加ライセンスが必要です。詳しくは料金・ライセンスガイドをご覧ください。
プログラミングの知識は必要ですか?
不要です。画面上でトリガーとアクションをブロックのようにつなげて作ります。テンプレートを使えば、最初の1本は15〜20分ほどで完成します。
クラウドフローとPower Automate Desktopはどちらを使えばいいですか?
メールやTeams、SharePointなどクラウドサービス同士の連携を自動化したいならクラウドフロー、Windowsアプリの画面操作を自動化したいならPower Automate Desktop(PAD)です。当ブログの実例は主にクラウドフローを扱っています。
まとめ — まずはこの1本から
Power Automateは、ノーコードで日々の定型業務を自動化できる強力なツールです。難しく考えず、まずはテンプレートが使える承認フローかフォームの自動返信から試してみてください。上の「目的別」セクションから、あなたのやりたいことに一番近い記事を選んで、最初の1本を作ってみましょう。

