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Power AutomateでTeamsに自動通知する方法|Forms・SharePoint・メール起点で解説

sanane
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はじめに

この記事では、Power Automate を使って「何かが起きた瞬間」に Microsoft Teams へ自動通知する方法を、画像付きで解説します。

「申請が来たのに気づかなかった」「ファイルが更新されたのを見落とした」――重要な動きをメールに埋もれさせないために、出来事をトリガーに Teams のチャネルへ自動でお知らせを飛ばす仕組みを作ります。この記事を読めば、次の3つの起点からの通知をすべて作れるようになります。

  • パターン①:Microsoft Forms の回答が来たら Teams に通知(申請・問い合わせの即時共有)
  • パターン②:SharePoint リストが更新されたら Teams に通知(項目追加・変更の検知)
  • パターン③:特定の件名のメールを受信したら Teams に通知(共有メールボックス監視)

この記事は 「出来事をきっかけに通知する(イベント駆動)」 記事です。毎日・毎週など時間で定期的に投稿したい場合は、次の記事をご覧ください。

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このフローでできること

Teams への自動通知は、「トリガー(出来事)」+「Teams にメッセージを投稿するアクション」の組み合わせで作ります。トリガーを差し替えるだけで、さまざまな出来事を起点にできます。

起点(トリガー)通知したいシーン使うコネクタ
Forms の回答申請・問い合わせが届いたMicrosoft Forms
SharePoint の更新項目の追加・変更を検知SharePoint
メールの受信特定の件名のメールが来たOffice 365 Outlook

基本:Teamsにメッセージを投稿するアクション

3つのパターンで共通して使うのが、Teams コネクタの「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションです。まずはこのアクションの設定項目を押さえておきましょう。

投稿先の選び方
  • 投稿者フロー ボット(ボット名義)か、ユーザー(自分名義)を選ぶ
  • 投稿先チャネル / グループ チャット / フロー ボットとチャットをする(個人宛)から選ぶ
Teams投稿アクションの投稿先(チャネル・グループチャット・フローボット)を選ぶドロップダウン

チャネルにみんなで見られる「お知らせ」を流したいなら チャネル、担当者だけに届けたいなら フロー ボットとチャットをする が便利です。投稿者をユーザー名義にできるかはテナント設定に依存し、管理者が無効化している場合はフロー ボット名義になります。

パターン①:Formsの回答が来たらTeams通知

もっとも定番の「申請フォームに回答が来たら、担当チャネルに即共有する」フローを作ります。題材は「休暇申請」フォームです。

フローの構成

新しい応答が送信されるとき(Forms) → ② 応答の詳細を取得する → ③ チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する(Teams)

自動化したクラウドフローを作成

Power Automate で「作成」→「自動化したクラウドフロー」を選びます。

自動化したクラウドフローの作成を選ぶ画面
トリガーに Forms「新しい応答が送信されるとき」

トリガーの検索ボックスで「新しい応答」と入力し、Microsoft Forms の「新しい応答が送信されるとき」を選びます。

フロー作成ダイアログでトリガーを検索する
対象フォームを指定

トリガーの「フォーム ID」で、通知したいフォーム(ここでは「休暇申請」)を選択します。

FormsトリガーでフォームIDを選択する前の画面
フォームIDに休暇申請フォームを指定した状態
応答の詳細を取得する

「応答の詳細を取得する」アクションを追加します。これを入れないと、氏名や休暇の種類などの回答の中身を本文に差し込めません

応答の詳細を取得するアクションを追加した画面

「フォーム ID」に同じフォームを指定し、「応答 ID」にはトリガーの動的コンテンツ「応答 ID」を設定します。

応答の詳細を取得するアクションに応答IDを設定した状態
Teams投稿アクションを追加

Teams コネクタの「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を追加します。

チャットまたはチャネルでメッセージを投稿するアクションを追加
投稿先とメッセージを設定

投稿者を「フロー ボット」、投稿先を「チャネル」にし、チーム・チャネルを選択。メッセージ欄に固定文+動的コンテンツ(氏名・休暇の種類など)を組み合わせて差し込みます。

Forms→Teams通知フローの全体図と投稿アクションの設定

動作確認

フローを保存します。

Forms→Teams通知フローを保存した状態

右上の「テスト」→「手動」を選んでテスト実行を開始し、Forms から実際に回答を送ってみます。

フローのテストダイアログで手動を選択

回答を送信すると、フローが「正常に実行されました」と表示され、各アクションに緑のチェックが付きます。

フローが正常に実行された実行結果画面

そして Teams の対象チャネルに、回答内容を差し込んだ通知が「ワークフロー」名義で自動投稿されます。

Teamsのチャネルに届いたFormsの回答通知
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ここまでが基本形。トリガーを差し替えるだけで、次の SharePoint・メールのパターンもほぼ同じ手順で作れます。所要時間は10分ほどです。

パターン②:SharePointが更新されたらTeams通知

SharePoint リストに項目が追加・変更されたら通知するパターンです。トリガーを「項目が作成または変更されたとき」に変えるだけで、あとは①とほぼ同じです。

SharePointトリガーを選ぶ

トリガーに SharePoint の「項目が作成または変更されたとき」を選びます。

SharePointの項目が作成または変更されたときトリガー
サイトとリストを指定

「サイトのアドレス」と、監視したい「リスト名」(ここでは「申請リスト」)を選択します。

SharePointのリスト名をドロップダウンから選択
SharePointトリガーにサイトとリストを設定した状態
Teams投稿に変更項目を差し込む

Teams 投稿アクションのメッセージに、トリガーの動的コンテンツ(タイトル・申請者など)を差し込みます。リンクを添えたい場合は項目の「リンク」も入れておくと便利です。

SharePointの動的コンテンツをTeams投稿メッセージに差し込む
SharePoint更新→Teams通知フローを保存した状態

SharePoint のファイル操作の基本を押さえたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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パターン③:特定の件名のメールを受信したらTeams通知

共有メールボックスや自分宛のメールを監視し、特定の件名のメールが届いたら Teams に通知するパターンです。トリガーは Office 365 Outlook の「新しいメールが届いたとき(V3)」を使います。

メールトリガーを選ぶ

トリガーの検索で「新しいメールが届いたとき」と入力し、Office 365 Outlook の「(V3)」を選びます。

新しいメールが届いたとき(V3)トリガーを選択するダイアログ
件名フィルターで絞り込む

「詳細オプションを表示する」を開き、「件名フィルター」に通知したいキーワード(例:【重要】)を入力します。これで該当する件名のメールだけが通知対象になります。

メールトリガーの件名フィルターに【重要】を設定
差出人・件名をTeamsに通知

Teams 投稿アクションのメッセージに、件名・差出人などの動的コンテンツを差し込みます。本文プレビューを入れておくと、Teams を見るだけで概要をつかめます。

メールの件名・差出人をTeams投稿メッセージに差し込む
メール受信→Teams通知フローを保存した状態

@メンションを付けて通知する

チャネルに流すだけでは見落とされがち。担当者に確実に気づいてもらいたいなら @メンションを付けましょう。Teams 投稿の前に「ユーザーの @mention トークンを取得する」アクションを挟むのがポイントです。

@mention トークンを取得

アクション検索で「メンション」と入力し、Teams の「ユーザーの @mention トークンを取得する」を追加します。

ユーザーの@mentionトークンを取得するアクションを検索
対象ユーザーを指定

「ユーザー」欄に、メンションしたい相手のメールアドレスを設定します。ここでは Forms の「Responders’ Email(回答者のメール)」を指定し、回答者本人にメンションしています。

@mentionトークンの取得アクションに回答者のメールを設定

あとは Teams 投稿アクションのメッセージ欄に、取得した「メンション」トークンを差し込めば、@付きで通知できます。

アダプティブカードで見やすく通知する

テキストだけでなく、表形式やリンクボタン付きの見やすいカードで通知したい場合は、Teams コネクタのアダプティブカード系アクションを使います。カードの中身は JSON で定義します。

アダプティブカードを投稿するアクションの設定欄

たとえば、申請内容を表形式でまとめ、詳細ページへのリンクボタンを付けたカードは次のような JSON で作れます。

{
  "type": "AdaptiveCard",
  "$schema": "http://adaptivecards.io/schemas/adaptive-card.json",
  "version": "1.4",
  "body": [
    { "type": "TextBlock", "text": "新しい申請が届きました", "weight": "Bolder", "size": "Medium" },
    {
      "type": "FactSet",
      "facts": [
        { "title": "申請者", "value": "テスト 花子" },
        { "title": "種別", "value": "有給休暇(全日)" }
      ]
    }
  ],
  "actions": [
    { "type": "Action.OpenUrl", "title": "詳細を開く", "url": "https://example.sharepoint.com/list" }
  ]
}

カードの JSON は アダプティブカード デザイナー でプレビューしながら作ると、コードを書かなくても見た目を整えられます。完成した JSON をアクションの「Message」欄に貼り付けるだけです。

つまずきやすいポイント

  • 投稿先のチーム/チャネルが出てこない:自分がメンバーになっているチームしか選べません。先に Teams 側でチームに参加しておきましょう。
  • ボット名義にできない:投稿者の「ユーザー名義」はテナント設定で無効化されている場合があります。その場合は「フロー ボット」を使います。
  • 回答の中身が空になる:Forms は「応答の詳細を取得する」を挟まないと氏名などが取れません。トリガー直後に必ず入れましょう。
  • 通知が重複する:SharePoint の「作成または変更されたとき」は更新のたびに発火します。新規だけにしたい場合は条件で「作成日時≒更新日時」を判定します。
  • HTMLタグがそのまま表示される:メッセージ欄は基本リッチテキストです。<b> などを直接書くと文字として出るので、装飾はツールバーかアダプティブカードで行います。

Power Automate を書籍で学びたい方へ

Teams通知フローをさらに応用していく際は、体系立った書籍で基礎を固めておくと理解が早まります。目的に合わせて選んでみてください。

業務自動化・効率化をかなえる Power Automate 基本と実践の教科書

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クラウドフローの基礎から実践までを体系的に。Copilot・AI Builder連携も解説した最新の一冊。

Microsoft Power Automate[実践]入門

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もっと活用したいとき

Teams への通知は、目的に応じて次の記事と組み合わせると一気に実用的になります。

Power Automateの全体像・基本・料金・実例一覧はこちらにまとめています。

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まとめ

  • Teams 通知は「トリガー+メッセージを投稿するアクション」の組み合わせで作る
  • トリガーを差し替えるだけで Forms・SharePoint・メール など起点を自由に変えられる
  • 確実に届けたいなら @メンション、見やすくしたいなら アダプティブカード

出来事の瞬間に Teams へお知らせが飛ぶようになると、重要な更新の見落としが一気に減ります。まずは①の Forms パターンから作り、慣れてきたら SharePoint・メールへ、さらに @メンションやアダプティブカードへと発展させてみてください。ノーコードで「気づける仕組み」を作りましょう。

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