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Microsoft Formsでファイルアップロードを設定する方法|容量制限と社外ユーザーの注意点

sanane
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はじめに

Microsoft Forms には、回答者からファイルを提出してもらえる「ファイルのアップロード」という質問タイプがあります。

書類の回収や写真の提出などに便利ですが、容量・ファイル数・形式の上限や、社外ユーザーからは受け取れないといった制限を知らずに使うとつまずきます。

本記事では、設定手順から制限事項・保存先・回答削除時の落とし穴まで、実機検証で確認した内容を解説します。

なお本記事は Forms 側の設定の話です。集まったファイルを Power Automate で自動的に OneDrive の好きなフォルダーへ保存したい方は、こちらの記事をどうぞ。

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こんな人にオススメ
  • Forms で書類・画像を提出してもらう仕組みを作りたい
  • ファイルサイズや件数の上限、対応形式を知りたい
  • 社外の人からもファイルを受け取れるのか確認したい

Forms × Power Automate の自動化の実例一覧はこちらにまとめています。

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ファイルアップロード質問の追加手順

「新しい質問の追加」をクリックすると表示されるクイックスタートのタイル一覧(9タイル)の中に、「ファイルのアップロード」があります(7番目)。

質問追加のクイックスタートタイル一覧にファイルのアップロードが表示されている画面

タイルを選ぶと、確認ダイアログなどは出ずに即座に質問の設定画面が表示されます。古い解説記事にある「OneDrive フォルダー作成の確認ダイアログ」は、現行 UI では発生しません。

ファイルのアップロード質問を追加した直後の設定画面

タイル一覧に「ファイルのアップロード」が出てこない・押せない場合は、管理者が組織の設定で無効化している可能性があります。情報システム部門に確認してください(今回の検証テナントでは有効でした)。

ファイル数・容量の上限(実測)

設定できる上限は次のとおりです。

設定項目選択肢既定値
ファイル数の制限1〜10 の整数を1刻みで選択可1
単一ファイル サイズの制限10MB / 100MB / 1GB の3択10MB
ファイル数の制限ドロップダウン。1から10まで1刻みで選択できる
単一ファイルサイズの制限ドロップダウン。10MB・100MB・1GBの3択

ネット上では「ファイル数は 1/5/10 の3択」という古い情報も見かけますが、現行 UI では1〜10 のすべての整数を選べます。

許可するファイル形式と「全チェックでも通らない」落とし穴

「ファイルの種類」では、許可する形式を7カテゴリのチェックボックスで指定します(既定は全チェック=全カテゴリ許可)。

  • Word / Excel / PPT / PDF / 画像 / ビデオ / オーディオ
ファイルの種類のチェックボックス7カテゴリ。既定で全チェックされている

ここに重要な落とし穴があります。「全チェック」は7カテゴリの総和であって「何でも可」ではありません。実測では、全チェック ON の状態でも .txt ファイルは拒否されました。エラー原文はこちらです。

必要なファイルの種類をアップロードして、もう一度お試しください。
txtファイルのアップロードが拒否されエラーが表示された画面

テキストファイルや実行ファイルといったカテゴリはそもそも選択肢に存在しないため、7カテゴリに該当しない形式は受け取れません。提出してもらう形式は事前に案内しておきましょう。

社外(組織外)ユーザーからは受け取れない

この質問タイプ最大の制限がこれです。ファイルアップロード質問を含むフォームでは、設定パネルの「このフォームに入力できるユーザー」で「すべてのユーザーが回答可能」のラジオボタンが最初からグレーアウトして選択できません

警告ダイアログが出るのではなく、設定画面を開いた時点で組織外公開の選択肢自体が押せなくなっている、という見え方です。

アクセス設定パネルですべてのユーザーが回答可能がグレーアウトして選択できない画面

社外の取引先や一般の応募者からファイルを集める用途には、Forms のファイルアップロード質問は使えません。社外からの回収が必要な場合は、OneDrive/SharePoint の「ファイル要求」機能など別の手段を検討してください。

アップロードされたファイルの保存先

回答者が提出したファイルは、フォーム作成者の OneDrive for Business に自動保存されます。実測で確認したパスは次のとおりです。

マイファイル(Documents) > アプリ > Microsoft Forms > <フォーム名> > 質問 > <元ファイル名>_<回答者名>.<拡張子>
例: .../ファイルアップロード検証フォーム/質問/test-upload1_太郎 山田.png
PNGファイルを添付して回答を送信した完了画面
OneDriveのパンくずと保存されたファイル名。固定フォルダ「質問」に回答者名付きで保存されている

ポイントは2つあります。サブフォルダ名は質問文ではなく固定名「質問」になること、そしてファイル名には回答者名が自動で付加されることです(誰の提出物か一目で分かる反面、ファイル名に個人名が入ります)。なお、グループフォームの場合は SharePoint 側に保存されます(今回の実機検証は個人フォームのみ)。

回答を削除してもファイルはOneDriveに残る

もうひとつ見落としやすいのが、回答削除後のファイルの扱いです。Forms で応答を削除する際の確認ダイアログの原文はこちら。ファイルについては何も言及がありません

現在の回答は完全に削除されます。

実際に応答を削除して確認したところ、Forms 側の回答は0件になっても、OneDrive にアップロードされたファイルはそのまま残っていました

Formsで応答を削除した後の一覧。回答は0件になっている
応答削除後もOneDriveに提出ファイルが残っている状態

個人情報を含むファイルを完全に消したい場合は、Forms の回答削除だけでは不十分です。OneDrive 側(アプリ > Microsoft Forms 配下)のファイルも手動で削除してください。

まとめ

  • 質問追加のタイル一覧から「ファイルのアップロード」を選ぶだけで設定できる
  • 上限はファイル数1〜10・サイズ10MB/100MB/1GBの3択
  • 形式は7カテゴリのみ。全チェックでも .txt などは拒否される
  • 社外ユーザーからは受け取れない(組織外公開の選択肢が封じられる)
  • 保存先は OneDrive の固定フォルダ「質問」。回答を削除してもファイルは残る

集まったファイルの自動整理や、回答が来たときの通知はこちらの記事でどうぞ。

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