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Power Automateテンプレートの使い方|選び方から編集・削除まで、使う前の注意点も解説

sanane
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はじめに

Power Automate を始めるときの最短ルートが「テンプレート」です。よくある自動化のフローが完成形で用意されていて、接続先を選んで少し埋めるだけで動かせます。

本記事では、2026年7月にテンプレート「OneDrive for Business のファイルが更新されたときにメールを受け取る」を実際に作成した検証をもとに、テンプレートの探し方 → 接続確認 → カスタマイズ → 削除までの一連の流れを解説します。

試してみると、「作成直後はそのままでは動かない」「接続一覧は接続済み表示なのに実行するとエラーになることがある」など、テンプレートを過信すると引っかかるポイントもいくつか見つかりました。

こんな人にオススメ
  • Power Automate を触り始めたばかりで、まず動くものを作ってみたい
  • テンプレートから作ったフローがそのまま動くのか知りたい
  • 「プレミアム」バッジ付きテンプレートとの違いを知りたい

Power Automate 全体でできること・始め方はこちらの記事にまとめています。

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テンプレート一覧の見方|カテゴリ・作成者・使用回数

make.powerautomate.com の左メニュー「テンプレート」を開くと、テンプレートの一覧がカテゴリタブ付きで表示されます。カテゴリは全15種で、原文は次のとおりです。

すべてのテンプレート/トップ ピック/自分と共有/リモート作業/承認/ボタン/Visio/データ コレクション/メール/カレンダー/モバイル/通知/生産性/ソーシャル メディア/同期

Power Automateのテンプレートギャラリー。カテゴリタブとテンプレートカードが並ぶ

一覧のカードには、タイトルのほかに「作成者」(Microsoft/Microsoft Power Automate Community/サードパーティ各社)と「自動」などの種別、「使用回数」(例: 269511)が表示されます。どれを選ぶか迷ったら、使用回数の多さがひとつの目安になります。

テンプレートの検索ボックスと人気度で並べ替えのドロップダウン

検証環境では、既定の「すべてのテンプレート」に表示されるのは48件の厳選セットでした。ただしキーワード検索をかけると、この48件の外側からも候補がヒットします(Salesforce 関連だけで9件以上が別途表示されました)。目的のテンプレートが見当たらなくても、検索すれば出てくることがあるので、まずキーワードで探してみてください。

テンプレート詳細と接続確認画面

テンプレートを選ぶと、使用するコネクタが矢印でつながった構成図と説明文が表示されます。

テンプレート詳細ページ。使用コネクタの構成図と説明文が表示される

下部の「このフローの接続先は次のとおりです:」には、使用コネクタごとのサインイン状態が並びます。見え方は次の2パターンです。

  • 接続済みのコネクタ: 緑の丸チェックマーク+「アクセス許可」リンク
  • 未接続のコネクタ: チェックマークなし・「作成」リンクのみ
接続確認画面。接続済みコネクタに緑チェック、未接続コネクタに作成リンクが表示される

検証では、未接続の「メール」コネクタが残った状態でも「続行」ボタンは押せる状態で、押すと接続の自動作成も含めてそのままフローデザイナーに遷移しました。個別に「作成」リンクを押す必要はありませんでした。

作成直後のフローは「そのままでは動かない」

「続行」でフローが作成されますが、作成直後は未完成の状態です。検証したテンプレートでは、トリガーとアクションの両方に赤い警告三角と「パラメーターが無効です」が表示されました。

テンプレートから作成した直後のフロー。トリガーとアクションに赤い警告が表示されている

空欄になっていたのは「フォルダー」(監視対象)と「宛先」(メールの送り先)の2つ。一方で件名・本文は、動的コンテンツのトークン込みでテンプレートが自動入力してくれていました。

テンプレートは「差し込み文面などの」を用意してくれますが、監視するフォルダーや宛先といった環境固有の値は空欄のままユーザーに入力させる設計です。必須項目を埋めて保存すると「フローを開始する準備ができました。テストすることをお勧めします。」のバナーに変わり、警告が解消されます。

実行テストで判明|「接続済み」表示でもUnauthorizedになることがある

必須項目を埋めた後、実際にファイルを置いてトリガーを発火させました。トリガー自体は0.4秒で成功しましたが、メール送信アクションが「Unauthorized」で失敗するという想定外の結果になりました。

フローのテスト実行結果。トリガーは成功したがメール送信アクションがUnauthorizedで失敗している

このとき接続一覧では「メール」コネクタは「接続済み」表示でした。つまり「接続が作られたこと」と「実行時に使えること」は別です。テンプレートから作ったフローは、保存して放置せず必ず一度テスト実行して、実行履歴が緑(成功)になるところまで確認してください。

作成したフローは自由に編集できる

テンプレートから作成したフローに編集上の制約はありません。トリガー・アクションとも通常のフローと同じ編集画面で開き、パラメータの変更・アクションの追加が自由にできます。

テンプレートから作成したフローの編集画面。通常のフローと同じように編集できる

違いは2つだけです。フロー詳細ページに「元のテンプレート」への戻りリンクが常設されること(編集や削除を妨げるものではありません)、そしてノード名が英語のまま(”When a file is modified (properties only)” など)日本語 UI に混在して表示される場合があることです。

「プレミアム」バッジ付きテンプレートの見分け方

有料ライセンスが必要なプレミアムコネクタを含むテンプレートは、コネクタ構成図のアイコン右上に緑枠の「プレミアム」バッジが表示されます(検証では Salesforce 入りテンプレートで確認)。

プレミアムコネクタを含むテンプレート。Salesforceアイコンにプレミアムバッジが付いている

接続確認画面では、プレミアムコネクタ側は「サインイン」リンクのみで、標準コネクタ(接続済みの緑チェック)と並んで表示されます。一見しただけではどちらがプレミアムか分からないため、必ずバッジで確認してください。この状態では「続行」ボタンはグレーアウトして押せませんでした。

プレミアムコネクタとライセンスの関係はこちらの記事で詳しく解説しています。

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【2026年版】Power Automateの料金プラン・ライセンスガイド|M365付属・Premium・プレミアムコネクタの違い
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補足|表示言語はURLでは切り替わらない

「英語のギャラリーの方がテンプレート数が多いのでは」と思い、URL に ?lang=en-us を付けてアクセスしてみましたが、UI言語・検索結果とも日本語のまま変化しませんでした。ギャラリーの表示言語は URL ではなく、アカウント/テナントの言語設定に追随します。

URLにlang=en-usを付けてもギャラリーは日本語のまま表示されている

フローの削除と接続の後始末

不要になったフローは、フロー詳細ページで「オフにする」→「削除」の順で片付けます。削除確認ダイアログの原文はこちらです。

このフローを削除すると、すべての共同所有者に対して削除され、すべてのユーザーからアンインストールされます。この操作は元に戻せません。
フローの削除確認ダイアログ

フロー削除後に「接続」も消す場合は要注意です。検証では、テンプレート作成時に「新規作成」と表示されていた OneDrive for Business の接続が、実際には他の複数のフローと共有されている既存接続でした。接続を削除すると他の稼働中フローが動かなくなる可能性があるため、削除前に確認ダイアログでその接続を使っているフローの一覧を必ず確認してください。

まとめ

  • テンプレートは「すべてのテンプレート」48件が全部ではない。まずキーワード検索
  • 作成直後は「フォルダー」「宛先」などの環境固有値が空欄。必須項目を埋めて保存する
  • 「接続済み」表示でも実行時に失敗することがある。必ずテスト実行で成功を確認
  • プレミアムコネクタは構成図の緑バッジで見分ける
  • 接続の削除は他フローとの共有を確認してから
Power Automate を体系的に学びたい方へ

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テンプレートを使った具体的な自動化の実例はこちらの記事でどうぞ。

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