自動化
PR

Copilot Studioでエージェントを作る方法|ゼロから作成してテストするまで

sanane
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

はじめに

「自社のWebサイトやドキュメントをもとにAIが答えてくれるチャットボットを作りたい」——それをコードを書かずに実現できるのが Microsoft の Copilot Studio です。

この記事では、Copilot Studio でエージェント(AIアシスタント)をゼロから作成し、Webサイトをナレッジとして与えて、テストパネルで実際に動かすまでを実際の画面で解説します。

作成からテストまでは試用版の無料枠で試せます。一方で外部への「公開」には別途ライセンスが必要という重要な注意点も、実際に遭遇した画面つきで最後に触れます。

こんな人にオススメ
  • Copilot Studio でエージェントを作る流れを最初から知りたい
  • 自社サイトやドキュメントをもとに答えるAIボットを作りたい
  • 無料でどこまで試せるのか(公開に何が必要か)を知りたい

試用版の始め方や「読み込み中で開けない」時の対処はこちらでまとめています。

あわせて読みたい
試用版Copilot Studioの利用方法【読み込み中で開けない時の対処法】
試用版Copilot Studioの利用方法【読み込み中で開けない時の対処法】

エージェントを新規作成する

Copilot Studio のホーム画面「ゼロから構築を開始する」から「エージェント」を選びます。「コンピューターを使用するエージェント」「エージェント フロー」も並びますが、一般的なチャットボットは「エージェント」です。

Copilot Studioのホーム画面でエージェントを新規作成する入口

まず名前を付けて作成します(名前が必須。「エージェント設定」内のスキーマ名も必須です)。

作成すると即座にプロビジョニングされ、「概要」画面で説明指示(Instructions)を入力できます。指示はエージェントの役割や口調を決める一番大事な部分です。

エージェントの名前・説明・指示を入力する画面

今回は次のような指示を設定しました。

sananeblog.com の記事案内アシスタント。丁寧な日本語で、関連記事のURLを添えて答える
作成直後のエージェント概要画面

概要画面の「エージェントのモデルを選択します」欄には、使用中のAIモデル名が表示されます(検証時は Claude 系のモデルが選ばれていました)。用途に応じてモデルを切り替えることもできます。

ナレッジ(知識ソース)にWebサイトを追加する

エージェントを賢くする鍵が「ナレッジ」です。「ナレッジ」タブ →「ナレッジの追加」→「公開 Web サイト」を選び、参照させたいサイトのURLを入力します。ここでは https://sananeblog.com を追加しました。

ナレッジに公開Webサイトを追加するダイアログ

追加するとナレッジ一覧に表示されます。インデックスはほぼ即時で、追加から1分もかからずにテストパネルの回答へ反映されました。

ナレッジ一覧に公開Webサイトが追加された状態

テストパネルで動かす(出典リンクつきで回答)

右側のテストパネルで、作りかけのエージェントとすぐ会話できます。ナレッジに関する質問をすると、「リソースを検索する」というステップが動き、参照したページのURLと抜粋(出典)を示しながら回答してくれます。

テストパネルでナレッジ由来の回答が出典リンクつきで返る画面

指示で役割を「sananeblog.com の記事案内アシスタント」と定めているため、範囲外の質問(例:今日の天気)にはきちんと断る応答が返ります。

指示文だけで、これだけ一貫した受け答えができるのが Copilot Studio の手軽さです。

範囲外の質問に対して丁寧に断るエージェントの応答

トピック(定型応答)も用意されている

「トピック」タブには、あいさつやエラー時の応答など、定型のやり取りが最初から用意されています。

カスタムのトピックを追加すれば「特定の質問には決まった案内を返す」といった制御もできます。ナレッジ由来のAI回答は、これらの定型トピックに当てはまらない質問へのフォールバックとして働きます。

トピックタブの既定トピック一覧(カスタムとシステム)

「公開」には別途ライセンスが必要

ここまでの作成・ナレッジ追加・テストは無料枠で試せますが、作ったエージェントを Teams やWebサイトに「公開」する段階でライセンスが必要になります。

試用版の状態で「公開」を押すと、次のように「公開するためのユーザー ライセンスがありません」と表示され、公開ボタンが押せませんでした。

公開しようとするとユーザーライセンスがありませんと表示され公開ボタンが無効化されている画面

つまり Copilot Studio は、「作って動きを試す」までは無料で気軽に試せる一方、実際に業務で公開・配布するには Copilot Studio のライセンス(または請求プランの設定)が必要です。まずは無料の範囲でエージェントを作り込み、公開の目処が立った段階でライセンスを検討するのがよいでしょう。

まとめ

  • 作成は「ゼロから構築→エージェント」。 名前を付けて、概要画面で説明・指示を入力
  • ナレッジに公開Webサイトを追加すると、出典リンクつきでAIが答えてくれる(反映はほぼ即時)
  • 指示文だけで役割・口調・ガードレールを設定できる(範囲外は断る等)
  • 作成〜テストは無料枠。公開にはライセンスが必要

作ったエージェントに Power Automate のフローを実行させたり、メール要約と組み合わせたりと、応用の幅は広いです。次のステップはこちらもどうぞ。

あわせて読みたい
Copilot StudioのエージェントからPower Automateフローを呼び出す方法|在庫・単価検索を例に解説
Copilot StudioのエージェントからPower Automateフローを呼び出す方法|在庫・単価検索を例に解説
あわせて読みたい
Power Automate × Copilot Studio でメールを自動要約してスマホに通知する方法【AIエージェント連携】
Power Automate × Copilot Studio でメールを自動要約してスマホに通知する方法【AIエージェント連携】
あわせて読みたい
Power Automateとは?できること・使い方・始め方を実例40本で解説
Power Automateとは?できること・使い方・始め方を実例40本で解説
記事URLをコピーしました