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Googleドライブのファイル名を一括変更する方法|無料ツールで置換・連番・元に戻すまで解説

sanane
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Googleドライブの標準機能では、ファイルの名前を1件ずつ開いて変更するのが基本です。「IMG_」で始まる写真の名前をまとめて「旅行_」に変えたい、請求書に連番を付けたい、と思っても、数十件・数百件になると現実的ではありません。

この記事では、フォルダの中のファイルを一覧にして、置換や連番で新しい名前を作り、確認してからまとめて変更できる無料のスプレッドシートツールを配布します。メールアドレスなどの登録は不要で、コードを触る必要もありません。しかも、変えた名前は「④ 元の名前に戻す」で元に戻せます。実際にダミーのファイル8個で、置換・元に戻す・連番までを試した画面つきで解説します。

こんな人にオススメ
  • Googleドライブのファイル名を、まとめて変更したい
  • 「IMG_0001」のようなカメラの名前を、意味のある名前に変えたい
  • 請求書や資料の名前に、連番や日付を揃えて付けたい
  • 変更前に新しい名前を確認したい。間違えたら元に戻したい
  • コードを触らずに、コピーするだけで使えるツールが欲しい

先に結論|使い方4ステップ

スプレッドシートをコピー

配布シートを自分のGoogleドライブにコピーします。初回だけ権限の許可が必要です。

フォルダを読み込む

名前を変えたいファイルが入ったフォルダのURLを貼り、「① フォルダのファイルを読み込む」を押します。

新しい名前を作って確認

変えたいファイルにチェックを付け、置換や連番を指定して「② 新しい名前を作る」を押します。C列で確認できます。

名前を変更する

よければ「③ チェックした行の名前を変更する」を押します。間違えたときは「④ 元の名前に戻す」で戻せます。

検証は、マイドライブに作ったテスト用フォルダ「リネームテスト」の中の、中身が数バイトのダミーファイル8個(写真4・請求書3・議事録1)で行いました。画面内のメールアドレス・氏名はマスク済みです。

Googleドライブ標準ではどうなる?

Googleの公式ヘルプを探したところ、ドライブで複数のファイルの名前をまとめて変更する手順は見つかりませんでした。ファイルを1つ選んで「名前を変更」する方法が案内されています。この記事のツールは、この「1件ずつ」を、フォルダ単位で一覧にして置換・連番でまとめて行えるようにするものです。

パソコン用のGoogleドライブアプリでフォルダを同期している場合は、パソコン側の機能で名前を変える方法もあります。この記事では試していません。

スプレッドシートをコピーする

下記のリンクから配布用のスプレッドシートを開きます。

開いた直後の配布シートは「閲覧のみ」の状態です。上部メニューの「ファイル」→「コピーを作成」を選びます。「Apps Script ファイルと機能もコピーされますので、添付のスクリプトをご確認ください」という案内が出ますが、そのまま「コピーを作成」を押してください。ツールの中身(スクリプト)も含めて、自分のGoogleドライブに複製されます。

「閲覧のみ」の配布シート上に表示された「ドキュメントをコピー」ダイアログ。「Apps Script ファイルと機能もコピーされますので、添付のスクリプトをご確認ください」という案内と「コピーを作成」ボタンが表示されている

必ず「コピーを作成」してから使ってください。配布元のシートは閲覧専用なので編集できず、そのままではメニューも表示されません。

コピーが開くと、シートの1枚目に「ファイル名の一括変更」というシートができ、上部メニューに「📁 ファイル名の一括変更」が追加されます。メニューが表示されるまでに数秒かかることがあるので、出ないときは少し待ってから再読み込みしてください。

コピー直後のスプレッドシート。上部メニューに「📁 ファイル名の一括変更」が追加され、1枚目のシートにフォルダのURL・置換前の文字・置換後の文字・連番の付け方・連番の開始番号・連番の桁数・拡張子の扱いの入力欄が並んでいる

メニューを開くと、次の4つの項目が並びます。この記事の①〜④は、すべてこのメニューから実行します。

「📁 ファイル名の一括変更」メニューを開いた状態。「① フォルダのファイルを読み込む」「② 新しい名前を作る(置換・連番)」「③ チェックした行の名前を変更する」「④ 元の名前に戻す」の4項目が並んでいる

初回だけ|権限の許可

メニューから「① フォルダのファイルを読み込む」を押すと、初回だけ権限の確認画面が続けて表示されます。見慣れない警告が出ますが、コピーした本人のドライブに複製されたスクリプトなので問題ありません。順番に進めます。

まず「このアプリは Google で確認されていません」という警告画面が出ます。これは、Googleの審査を受けた市販アプリではなく、個人が配布しているスクリプトだから出る一般的な表示です。左下の「詳細」を押します。

「このアプリは Google で確認されていません」という警告画面。左下に「詳細」リンクがある(メールアドレスはマスク済み)

「詳細を非表示」の下に、プロジェクト名に続けて「(安全ではないページ)に移動」というリンクが出るので、これを押します。今回の検証では、プロジェクト名は「Untitled project」と英語で表示されました。

警告画面の詳細を開いた状態。「Untitled project(安全ではないページ)に移動」というリンクが表示されている(メールアドレスはマスク済み)

最後に、このツールがアクセスできる内容の一覧が出ます。「すべて選択」にチェックを入れて「続行」を押します。

「Untitled project が Google アカウントへのアクセスを求めています」という権限の確認画面。「Google ドライブのすべてのファイルの参照、編集、作成、削除」と「このアプリケーションがインストールされているスプレッドシートの表示と管理」の2項目にチェックが入っている(メールアドレスはマスク済み)

このツールが求める権限は広めです。権限の一覧には「Google ドライブのすべてのファイルの参照、編集、作成、削除」と表示されます(Googleの権限の区分の都合で、「名前の変更だけ」を選ぶことはできません)。ツールが実際に行うのは、①でフォルダの中のファイル名を一覧にすることと、③④でファイル名を書き換えることだけで、ファイルの削除や中身の書き換えはしない作りです。それでも不安なときは、コピーしたシートの「拡張機能」→「Apps Script」でスクリプトの中身を確認できます。はじめは大事なファイルではなく、テスト用のフォルダで試してください。

承認が終わると、そのまま①が実行されることがあります。今回の検証では、B3のフォルダURLが空のまま承認したため「B3に、フォルダのURLまたはIDを入力してください。」というメッセージが出ました。このメッセージが出たら、次の章のとおりB3にURLを入れてから、もう一度①を押してください。

B3のフォルダURLが空のまま①を実行したときに表示される「B3に、フォルダのURLまたはIDを入力してください。(Googleドライブでフォルダを開いたときのアドレスバーのURLをそのまま貼り付けられます)」というメッセージ

権限の許可は、「コピーを作成」したシートごとに必要です。新しくコピーを作り直した場合は、もう一度同じ手順で許可します。

フォルダを読み込んで、新しい名前を作る

Googleドライブで名前を変えたいファイルが入っているフォルダを開き、アドレスバーのURLをコピーして、シートのB3に貼り付けます(フォルダのIDだけでも使えます)。続けて、置換前の文字と置換後の文字を入れます。今回は「IMG_」で始まる写真4枚の名前を「旅行_」に変えます。

B3にフォルダのURL、置換前の文字に「IMG_」、置換後の文字に「旅行_」を入力し、IMG_で始まる4件の行にチェックが付いた状態。連番の付け方は「なし」
入れるもの
フォルダのURL名前を変えたいファイルが入っているフォルダのURL(またはID)。フォルダの直下のファイルだけが対象で、サブフォルダの中は見ません
置換前の文字この文字を、下の「置換後の文字」に置き換えます。空欄なら置換しません。大文字・小文字や全角・半角は区別します
置換後の文字空欄にすると、置換前の文字を消します
連番の付け方「なし」「名前の先頭に付ける」「名前の末尾に付ける(拡張子の前)」から選びます
連番の開始番号・桁数最初のファイルに付ける番号と、001のような桁数(1〜9桁)
拡張子の扱い通常は「拡張子は変えない(推奨)」のままで大丈夫です。.jpg や .pdf は置換の対象になりません

入力できたら「① フォルダのファイルを読み込む」を押すと、フォルダ直下のファイルが11行目から名前順で一覧に並びます。この時点ではまだ何も変更されません。名前を変えたいファイルにチェックを付けて(一番上のチェックで全選択・全解除もできます)、「② 新しい名前を作る(置換・連番)」を押します。

C列に、変更後の名前のプレビューが出ます。チェックした行だけが対象で、チェックしていない行のC列は空のままです。

「② 新しい名前を作る」を実行した後の一覧。IMG_0001.jpg〜IMG_0004.jpg の4行のC列に、旅行_0001.jpg〜旅行_0004.jpg と新しい名前が入っている。議事録_定例.txt と請求書3件のC列は空

C列は手で書き換えてもかまいません。②で作られた名前を、1件だけ直したいときに使えます。

名前を変更する

プレビューを確認して問題なければ、メニューから「③ チェックした行の名前を変更する」を押します。件数とフォルダ名を確認するダイアログが出るので、内容を確認してから「OK」を押してください。

「『リネームテスト』の 4件のファイル名を変更します。元の名前はこのシートに記録されるので、『④ 元の名前に戻す』で戻せます(①で読み込み直すと記録は消えます)。よろしいですか?」という確認ダイアログ

終わると、件数を知らせる結果画面が出ます。

「4件のファイル名を変更しました。」という結果のダイアログ

一覧に戻ると、変更した行が薄い緑になり、状態の欄に「変更済み」と表示されます。

変更後の一覧。旅行_0001.jpg〜旅行_0004.jpg の4行が薄い緑になり、状態の欄に「変更済み」と表示されている。議事録_定例.txt と請求書3件は変わっていない

実際のGoogleドライブで見ると、「IMG_」で始まっていた4件だけが「旅行_」に変わり、拡張子(.jpg)はそのままです。議事録と請求書の4件は変わっていません。

Googleドライブのフォルダ「リネームテスト」の変更前後の比較。上段は変更前で、IMG_0001.jpg〜IMG_0004.jpg の4行が赤い枠で囲まれている。下段は変更後で、同じ4件が旅行_0001.jpg〜旅行_0004.jpg に変わり赤い枠で囲まれている。議事録_定例.txt と請求書3件は上下とも変わっていない

間違えたら「④ 元の名前に戻す」で戻す

このツールでは、③で名前を変えても、元の名前がシートに記録されています。変更した行にチェックを付けて「④ 元の名前に戻す」を押すと、①で読み込んだときの名前に戻せます。今回の検証では、一番上のチェックで全8行を選んでから④を実行しました。

一番上のチェックで全8行にチェックを付けた状態。旅行_0001.jpg〜旅行_0004.jpg の4行は薄い緑の「変更済み」、議事録_定例.txt と請求書3件は変更していない行

確認ダイアログには「4件」と出ました。全8行にチェックを付けていても、対象になるのは状態が「変更済み」の行だけで、変更していない議事録や請求書は巻き込まれません。

「4件のファイル名を元に戻しました。」という結果のダイアログ

実際のDriveでも、「旅行_0001.jpg」〜「旅行_0004.jpg」 は 「IMG_0001.jpg」〜「IMG_0004.jpg」 に戻り、並び順も変更前と同じになりました。

元に戻せるのは、シートに「元の名前」の記録が残っている間だけです。名前を変えたあとに「① フォルダのファイルを読み込む」をやり直すと、その記録が消えて④が使えなくなります(「変更済み」の記録が残っているときは、①を押したときに確認のダイアログが出ます)。シートを閉じても記録は残りますが、シートのコピーを削除した場合は戻せません。

連番を付ける

置換のほかに、連番も付けられます。請求書3件だけにチェックを付けて、連番の付け方を「名前の末尾に付ける(拡張子の前)」、開始番号を1、桁数を2にして②を実行すると、次のようになりました。

連番のプレビュー。請求書_2026-10.pdf・請求書_2026-11.pdf・請求書_2026-12.pdf の3行にチェックが付き、C列に請求書_2026-10_01.pdf・請求書_2026-11_02.pdf・請求書_2026-12_03.pdf と入っている。連番の付け方は「名前の末尾に付ける(拡張子の前)」、桁数は2

③を実行すると、Driveでも 「請求書_2026-10_01.pdf」・「請求書_2026-11_02.pdf」・「請求書_2026-12_03.pdf」 に変わりました。連番は、チェックした行の中で、一覧に並んでいる順に付きます。

安全のための仕組み

  • 変更前にプレビューを確認できる:②ではC列に新しい名前を作るだけで、Driveのファイル名は変わりません
  • 拡張子を残す:既定では .jpg や .pdf などは置換の対象になりません
  • 同じ名前になる変更は止める:変更後に同じ名前のファイルができる場合は、③を実行する前にメッセージを出して止まります
  • 変更済みの行だけを元に戻す:④は、状態が「変更済み」の行だけが対象です

同じ名前になる変更を止める仕組みも確認しました。変更しないファイル(議事録_定例.txt)と同じ名前を、C列に手で入れて③を実行すると、次のメッセージが出て、Driveは変わりませんでした。

C列に、変更しない議事録_定例.txt と同じ名前を入れて③を実行したときの「変更すると、同じ名前のファイルができてしまいます。(例:議事録_定例.txt)C列の名前を見直してください。」というメッセージ

この仕組みは、変更対象にならないファイルと同じ名前になる場合に働きます。変更する行どうしで名前を入れ替えるような変更(AをBに、BをCに)は、変更後に同じ名前が残らないので止まりません。

うまくいかないとき

  • 「置換前の文字」を入れるか、「連番の付け方」を選んでください、と出る:置換前の文字が空で、連番も「なし」だと、名前が何も変わらないため止まります
  • まれに、赤いバナー「スクリプト ○○ でエラーが発生しました」が出ることがあります。検証中に1回だけ、③を実行した直後にこのバナーが出ました。ページを再読み込みして同じ操作をやり直すと、正常に動きました。原因は特定できていません。バナーが出たら、シートの「状態」欄とDriveのファイル名を確認してから、再読み込みしてやり直してください
  • 拡張子のないファイルの名前の末尾が「.2」のように「ピリオド+数字」だと、その部分が拡張子として扱われます(例:「価格表 v1.2」)。テストで確認しています。該当するときは、拡張子の扱いを「拡張子も含めて名前全体を対象にする」にするか、C列を手で直してください

大量に変更したいとき

Googleの仕組み上、スクリプトは1回の実行が6分までに制限されています。このツールは約4分30秒でいったん安全に止まる設計です。件数が多くて途中で止まったときは、もう一度同じメニューを実行すると、残りの分から続けられる作りになっています(この記事では、この動作は試していません)。また、①で一覧にできるのは2,000件までです。それを超えるときは、フォルダを分けてから実行してください。

よくある質問

Q
変えた名前を元に戻せますか?

「④ 元の名前に戻す」で戻せます。ただし、戻せるのは①で読み込んだときの名前で、シートに元の名前の記録が残っている間だけです。名前を変えたあとに①で読み込み直すと、その記録は消えます。

Q
ファイルの中身は変わりますか?

変わりません。このツールが行うのは、フォルダの中のファイル名の一覧の取得と、ファイル名の書き換えだけです(削除や中身の書き換えはしない作りです)。

Q
サブフォルダの中のファイルも変えられますか?

変えられません。対象は、B3で指定したフォルダの直下にあるファイルだけです。サブフォルダの中を変えたいときは、そのフォルダのURLをB3に入れて、もう一度①から実行してください。この動作は、この記事では実機で試していません。

Q
共有フォルダや、他の人が持っているファイルも変えられますか?

ファイル名を書き換えるには、そのファイルを編集できる権限が必要です。この記事では、自分のマイドライブにあるファイルだけで検証しており、共有フォルダや他の人のファイルでの動作は試していません。はじめは1件だけで試してください。

Q
Googleドキュメントやスプレッドシートの名前も変えられますか?

これらは拡張子のないファイルです。この記事では試していません。拡張子がない名前は、名前全体が置換や連番の対象になります。

Q
「このアプリはGoogleで確認されていません」と出て不安です

これは、Googleの審査を受けた市販アプリではなく、個人が配布しているスクリプトに共通して出る一般的な警告です。ただし、このツールの権限は「Google ドライブのすべてのファイルの参照、編集、作成、削除」と広めです。ツールが実際に行うのはファイル名の一覧の取得と書き換えだけですが、はじめはテスト用のフォルダで試し、コピーしたシートの「拡張機能」→「Apps Script」でスクリプトの中身を確認してください。

Q
スマホからでも使えますか?

スプレッドシートのアプリやブラウザからメニューを操作できれば、スマホからでも実行できる可能性があります。この記事では試していません。画面が小さいと一覧の確認がしづらいため、パソコンでの操作をおすすめします。

まとめ

  • Googleドライブの公式ヘルプには、複数のファイルの名前をまとめて変更する手順が見つからなかった
  • 配布シートを「コピーを作成」してから使う(メールアドレスなどの登録は不要)
  • 初回だけ権限の許可が必要。権限は「Google ドライブのすべてのファイルの参照、編集、作成、削除」と広めなので、まずはテスト用のフォルダで試す
  • ①フォルダを読み込む→②新しい名前を作って確認→③名前を変更する、の3ステップ。④で元の名前に戻せる
  • 置換は拡張子を残す。連番は先頭・末尾(拡張子の前)に付けられる
  • 変更後に同じ名前になる場合は、③の前に止まる
  • 元に戻せるのは、シートに元の名前の記録が残っている間だけ。①で読み込み直すと記録は消える

更新履歴

  • 2026年9月19日:ツールを公開しました。

配布したシートは、コピーした時点のスクリプトが各自のドライブに複製されます。あとからツールを修正した場合は、この記事の更新履歴でお知らせするので、新しい版が必要なときはもう一度シートをコピーしてください。

Googleドライブ上のファイルを、GASでまとめて扱いたい方は、あわせてこちらの記事もご覧ください。同じ「コピーして使うだけ」のシリーズとして、カレンダーの予定を別のカレンダーへまとめてコピー・移動するツールも配布しています。

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