X APIの料金プラン|Free/Basic/Pro廃止と従量課金(Pay-Per-Use)の中身

はじめに|X APIの料金は「プラン制」ではなくなった
「X API の料金といえば Free・Basic・Pro・Enterprise の月額プラン」——そう思って調べにきた方は、まず前提を更新する必要があります。
2026年7月時点で実際にコンソールを確認したところ、Free/Basic/Pro という月額サブスクリプションのプラン体系は廃止され、「Pay-Per-Use(従量課金)」+「Enterprise」の2本立てに再編されていました。
開発者ポータルのURLも developer.twitter.com / developer.x.com から console.x.com へ移転しており、旧URLは404になります。本記事では、この新しい従量課金の中身(読み取り・書き込みの単価、無料枠の有無、支出上限の注意点、キー取得の現行UI)を、実際の画面で解説します。
- X API の現在の料金体系を正確に知りたい
- 無料でどこまで使えるのか(無料枠があるのか)を確かめたい
- 従量課金で高額請求にならないための注意点を知りたい
従量課金(Pay-Per-Use)の仕組み
新しい体系は、クレジットを購入し、APIリクエストごとに残高を消費する方式です。コンソールにログインすると、アプリは「アプリ in Pay Per Use」というプロジェクト名の下に並びます。これが現在の(唯一の)標準プランです。

読み取り・書き込みの単価
課金は大きく読み取り(Read)=返ってくるリソース1件ごと、書き込み(Write)=リクエスト1回ごとに分かれます。主なものを抜粋します。
読み取り(Read)の単価
| リソース | 単価 |
|---|---|
| Posts: Read(投稿の読み取り) | $0.005 / 件 |
| User: Read(ユーザー情報) | $0.010 / 件 |
| Following/Followers: Read | $0.010 / 件 |
| List / Space / Community: Read | $0.005 / 件 |
| Like / Mute / Block: Read | $0.001 / 件 |
書き込み(Write)の単価
| アクション | 単価 |
|---|---|
| Post: Create(投稿) | $0.015 / リクエスト |
| Post: Create(URL付き) | $0.200 / リクエスト |
| DM / User Interaction: Create | $0.015 / リクエスト |
| Interaction: Delete | $0.010 / リクエスト |
| List: Create | $0.010 / リクエスト |
| Bookmark / Media Metadata | $0.005 / リクエスト |

なお、従量課金といっても青天井ではありません。Pay-per-usage は月間請求サイクルあたり「Post 読み取り200万件」が上限で、それ以上が必要な場合は Enterprise プランへの誘導になります。超高頻度の利用には別途 Enterprise 契約が要る設計です。

「無料枠」は実質ない
もっとも気になる「無料で使えるのか」ですが、現行の体系に永続的な無料枠は存在しません。クレジット残高が $0 の状態では、API リクエストは実行できません。何をするにも、まずクレジットの購入が必要です。「Free」という名前のプランはなくなりました。
「無料」に近い要素は次の2つだけです。
- 無料クレジットバウチャー:X がキャンペーン等で不定期に配るバウチャーコードを引き換えると無料クレジットが付く(クレジットページに引き換えUIあり)
- xAI(Grok)API 無料クレジット還元:X API クレジットの累計購入額に応じて xAI API のクレジットが還元される($200〜で10%、$500〜で15%、$1,000〜で20%)。あくまで「購入前提のキャッシュバック」で、X API 自体の無料枠ではない

最重要の注意|支出上限はデフォルト「無制限」
従量課金でいちばん怖いのが、想定外の高額請求です。コンソールの「クレジット」ページでは、残高・請求サイクル・自動チャージのON/OFF・支出上限を確認できますが、この支出上限はデフォルトで「無制限」になっています。設定しない限り「支出は無制限です」という警告が出続けます。

自分のプランと使用量を確認する
コンソールの「アプリ」ページでは、プロジェクト(=契約プラン)名が「アプリ in Pay Per Use」と表示されます。アプリは Development / Staging / Production の3環境に、それぞれ最大3個まで作成できます。

「使用状況」ページでは、過去30日の総費用・総投稿数・総リクエスト数と、日次グラフを確認できます。実運用がなければ全項目 $0.00 です。使い始めたら、ここで支出を定期的にチェックするのが安全です。

APIキーの取得は現行UI(console.x.com)で
実際に API を使うには、アプリを作成してキーを取得します。「アプリ」ページから「+ New app」→ アプリ名と環境(Development/Staging/Production)を指定して作成すると、その場で一度だけコンシューマーキー・シークレット・ベアラートークンが平文表示されます(再表示は不可)。

キーの取得手順だけを詳しく知りたい方は、現行UIに合わせた専用記事をどうぞ。

まとめ
- Free/Basic/Proは廃止。従量課金(Pay-Per-Use)+Enterpriseの2本立てに再編
- ポータルはconsole.x.comへ移転。旧developerドメインは404
- 読み取りはリソース1件ごと、書き込みはリクエストごとに課金。URL付き投稿は$0.200と割高
- 永続的な無料枠はなし。残高$0では何もできない
- 支出上限はデフォルト無制限。使う前にまず上限を設定する
API を使わずに投稿を予約したいだけなら、X の標準機能で無料でできます。あわせてこちらもどうぞ。






