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新しいOutlookとクラシック版の違い|設定の場所・無くなった機能・代替機能まとめ

sanane
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はじめに

クラシック Outlook から「新しい Outlook」への移行が進み、「いつもの設定がどこにあるか分からない」「あの機能は無くなったのか」という戸惑いの声をよく聞きます。

本記事では、2026年7月に新しい Outlook(Web 版と同一 UI)を実機で棚卸しし、設定の場所・クラシックから変わった機能・代替機能を整理しました。

検証中には、アクセスした outlook.office.comoutlook.cloud.microsoft へ自動リダイレクトされるという、新 Outlook の実体ドメインが変わりつつあることを示す動きも確認できました。

こんな人にオススメ
  • 新しい Outlook に切り替わって設定の場所が分からなくなった
  • クイックパーツ・署名・仕分けルールが新 Outlook のどこにあるか知りたい
  • クラシックで使っていた機能の代替を探している

クラシックの代表機能「投票ボタン」が新しい Outlook でどうなるかは、こちらの記事で詳しく扱っています。

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補足

本記事の実機確認は Web 版(新しい Outlook と同一 UI)で行っています。クラシック版(デスクトップ)の挙動に触れる箇所は、Microsoft 公式ドキュメントの記載に基づく比較です。

新しいOutlookの設定画面の構造

まず全体像です。歯車アイコンから開く設定パネルの大分類は、アカウント/全般/メール/予定表/連絡先/Copilot の6つです。

新しいOutlookの受信トレイ全景
新しいOutlookの設定パネル。アカウント・全般・メール・予定表・連絡先・Copilotの6分類

探しものの多くは「メール」配下にあります。サブタブの一覧はこちらです(原文)。

メール: メッセージ一覧/閲覧ウィンドウ/作成/テンプレート/クイック パーツ/スマート候補/添付ファイル/ルール/条件付き書式/一括処理/迷惑メール/クイック操作/検索フォルダー/アクションのカスタマイズ/メールを同期/メッセージの取り扱い/転送/アイテム保持ポリシー/グループ

アカウント: メール アカウント/共有アイテム/自動応答/署名/分類/ストレージ

全般: 言語とタイム ゾーン/デザイン/通知/アクセシビリティ/配布グループ/プライバシーとデータ/検索

クイックパーツ・定型文はどこへ?|「テンプレート」と「クイック パーツ」が並立

クラシックの「クイックパーツ」「定型文」に相当する機能を探すと、新しい Outlook の設定には「テンプレート」と「クイック パーツ」が別々の項目として両方存在します。

設定のテンプレート管理画面。新しいテンプレートの作成とOFTの追加が選べる

テンプレートの「追加」ボタンには「新しいテンプレートの作成」と「OFT の追加」の2択があります。クラシック Outlook の .oft テンプレートファイルをそのままインポートできる移行パスが用意されているのは、うれしい発見でした。

作成したテンプレートは、リボン「ホーム」→「新規メール」の展開ボタン(▼)→「テンプレートからのメール」で呼び出せます。実際に挿入すると、件名・本文がそのまま新規下書きに反映されることを確認しました。

テンプレートからのメールで保存済みテンプレートを挿入し、件名と本文が下書きに反映された画面

署名|新規メールと返信・転送で別々の既定値を設定できる

署名は「設定 → アカウント → 署名」にあります。複数の署名を作成した上で、「新しいメッセージの既定値」と「返信と転送の既定値」を別々に選べます。

署名の設定画面。新しいメッセージと返信転送で既定の署名を別々に選択できる

検証では署名を作成して既定値に設定した後、新規メールを開くと本文に署名が自動挿入されることを実地確認しました。署名編集パネルには「自分の署名に予約ページへのリンクを入れる」というチェックボックスもあり、Bookings(予約ページ)との連携が署名機能に統合されています。

仕分けルール|設定→メール→ルール

クラシックの「仕分けルール」は、新しい Outlook では「設定 → メール → ルール」にあります。画面の説明文は「受信メール メッセージの処理方法を Outlook に指示するルールを作成できます。ルールは上から下に適用されます。」となっています。

ルールの設定画面。ルール名、条件、アクションのステップ形式で作成する

「ルールを追加」を押すと、①ルール名 → ②条件を追加 → ③アクションを追加、というステップ形式の作成画面が開きます。条件は「人」(差出人/宛先など)や「自分の名前が」(自分が To 行にある/Cc 行にある…)といったカテゴリに整理されています。

ルールの条件ドロップダウン。人や自分の名前がといったカテゴリで条件が並ぶ

COMアドインの代替は「アプリ」|M365統合App Store

クラシックの COM アドインは新しい Outlook では使えず、代替は Web ベースの「アプリ」です。導線は2つあり、①メッセージ本文上部ツールバーの「アプリ」メニュー、②リボン「ホーム」タブの「アドイン」グループ内「その他のアプリ」ボタン(ツールチップ原文:「アプリで Outlook を強化します。」)のどちらからも到達できます。

アプリの追加画面。M365統合App StoreでZoomやAdobe Acrobatなどが表示されている

「アプリの追加」から Microsoft 365 統合の App Store に遷移し、Zoom/Cisco Webex/HubSpot/Jira Cloud/Adobe Acrobat/Asana などをインストールできます。

左サイドバーの「その他のアプリ」は Bookings/Excel/Loop などへ切り替える M365 アプリランチャーで、メールのアドインストアとは別物です。アドインを探すときはメッセージ画面側の「アプリ」メニューから入ってください。

オフライン設定は見当たらない

クラシックにあった「オフライン作業」に相当する設定は、探しても見つかりませんでした。「設定 → 全般」のサブタブは言語とタイム ゾーン/デザイン/通知/アクセシビリティ/配布グループ/プライバシーとデータ/検索の7項目のみで、「オフライン」の項目は存在しません。

設定の全般タブ。オフラインに相当する設定項目が存在しない

Web 版はブラウザの性質上、常時オンライン前提の UI で、クラシックのキャッシュモードのような概念自体が表に出ていないと見られます。

投票ボタン(Polls)はボタンはあるが押せなかった

クラシックの「投票ボタン」の代替とされる Polls(Forms 連携の投票)については、メッセージ作成画面のリボン「挿入」タブに「新しい投票のスケジューリング」というボタンの存在は確認できたものの、検証テナントではこのボタンが無効化(グレーアウト)されていて使えませんでした

Polls のボタンは UI に存在していても、テナント側の有効化状況によっては使えない場合があるということです。「新しい Outlook にすれば投票が使える」とは限らない点に注意してください。投票ボタンの詳細と代替手段は冒頭で紹介した投票ボタンの記事をご覧ください。

予定表の共有はHTML/ICSの2種類のリンク公開に対応

予定表の共有は「設定 → 予定表 → 共有予定表」にまとまっています。ユーザーを指定して表示/編集の許可レベルを選ぶ「予定表を共有する」に加えて、「予定表を公開する」ではリンクによる公開もできます。説明の原文はこちらです。

予定表を公開してリンクを共有すると、他の人がその予定表をオンラインで閲覧できるようになります。HTML リンクを使用すると、受け取った人が予定表をブラウザーで閲覧できます。ICS リンクを使用すると、予定表アプリケーションで閲覧できるようになります。
共有予定表の設定画面。予定表を共有する、予定表の更新情報、予定表を公開するの項目が並ぶ

検索は詳細フィルターで絞り込める

検索ボックスのフィルターアイコンから、詳細な絞り込みフォームが開きます。項目は検索対象(フォルダー選択)/差出人/宛先/CC/件名/キーワード/日付(開始・終了)/既読の状態/添付ファイルで、「フィルターの追加」でさらに条件を積み増せます。

検索の詳細フィルター。差出人や件名、日付、添付ファイルの有無で絞り込める

まとめ|機能の対応表

クラシックの機能新しいOutlookでは
クイックパーツ・定型文「テンプレート」+「クイック パーツ」が並立(設定→メール)。.oft のインポートも可
署名設定→アカウント→署名。新規と返信・転送で別々の既定値
仕分けルール設定→メール→ルール(上から順に適用)
COMアドイン使用不可。「アプリ」(M365統合App Store)が代替
オフライン作業相当する設定項目なし(Web版)
投票ボタンPollsボタンは存在するがテナントにより無効の場合あり
予定表の共有設定→予定表→共有予定表。HTML/ICSリンク公開に対応
  • 設定は「アカウント/全般/メール/予定表/連絡先/Copilot」の6分類。まず「メール」配下を探す
  • 定型文は「テンプレート」へ。クラシックの .oft もインポートできる
  • オフライン設定・COMアドインなど、Web版に存在しない機能もある

Outlook でエラーが出たときの対処や、新しい Outlook を使った自動化はこちらの記事もどうぞ。

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