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MacでPDFを圧縮・結合する方法|プレビューで容量と画質を実測、小さくならないPDFも

sanane
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メールに添付したいPDFが大きすぎるとき、Macなら標準のプレビューアプリだけで容量を小さくできます。ただ、どのくらい小さくなるのか、文字が読めなくならないかは、PDFの中身によって大きく変わります。

そこで、スキャンしたPDF・写真が入ったPDF・文字だけのPDFの3種類を用意し、プレビューで圧縮して容量と見た目を比べました。iPhoneで同じPDFを圧縮した結果とも比べています。後半では、複数のPDFを1つにまとめる(結合する)方法もプレビューで確かめています。

こんな人にオススメ
  • MacでPDFの容量を小さくしたい
  • アプリを入れずにプレビューだけで圧縮したい
  • 圧縮したら逆に容量が大きくなった
  • 圧縮すると文字が読めなくならないか心配
  • PDFを1つにまとめる(結合する)方法も知りたい

先に結論|PDFの種類で結果が大きく違う

PDFの種類元の容量圧縮後変化
スキャンしたPDF(3ページ)2.9MB1.8MB約37%減
写真が入ったPDF(3ページ)5.9MB2.2MB約62%減
文字だけのPDF(Chromeで作成)427KB1.9MB約4.5倍に増えた

画像が多いPDFは小さくなりましたが、文字だけのPDFは逆に大きくなり、文字を選択できなくなりました。検証した環境はMacBook Air(M4)・macOS 27.0.1のプレビュー(2026年10月)です。

PDFの結合も、プレビューの「編集」→「挿入」→「ファイルからのページ…」でできます。手順は記事の後半で紹介します。

プレビューでPDFを圧縮する手順

  1. PDFをプレビューで開く
  2. メニューの「ファイル」→「書き出す…」を選ぶ
  3. 「フォーマット」がPDFになっていることを確認する
  4. 「Quartzフィルタ」で「Reduce File Size」を選ぶ
  5. 書き出し名と保存場所を決めて「保存」を押す

Quartzフィルタは日本語の画面でも英語のまま表示されます。容量を小さくするのは「Reduce File Size」です。

プレビューの書き出す画面でQuartzフィルタの一覧を開いた状態。なし、Black & White、Reduce File Sizeなどが並んでいる
QuartzフィルタにReduce File Sizeを選んだ書き出し画面。書き出し名、場所、フォーマットPDF、チェック項目が並ぶ

書き出す画面を開き直すと、Quartzフィルタは毎回「なし」に戻っていました。圧縮するたびに選び直してください。元のPDFは上書きされず残ります。

圧縮するとどのくらい小さくなる?画質は?

容量は先に結論で紹介したとおりです。ページ全体が画像になっているスキャンPDFや、写真が入ったPDFほどよく小さくなりました。

気になるのは文字の読みやすさです。スキャンPDFにある約7.5ポイントの小さな文字を、圧縮前と後で同じ倍率に拡大して比べました。圧縮後は文字のまわりがにじみ、「ぱ・ば・は」のような細かい違いが見分けにくくなっています。

スキャンPDFの小さな注記を6倍に拡大した比較。圧縮後は文字のまわりがにじんでいる

写真が入ったPDFは、6倍に拡大した範囲では目立つ違いは見つかりませんでした。小さな文字が大事なスキャン書類は、圧縮後に読めるかを確かめてから送るのがおすすめです。

小さくならない・逆に大きくなるPDFがある

文字だけのPDF(Chromeの「PDFとして保存」で作ったもの)は、Reduce File Sizeで約4.5倍に増えました。中身を調べると、文字が図形の輪郭(アウトライン)に変わっていて、見た目はほぼ同じでも文字として選択・検索できなくなっていました。

一方、Macの標準機能で作った文字だけのPDFは、圧縮しても約1.6%増えただけで、文字はそのまま残りました。どちらにしても、文字中心のPDFは圧縮しても小さくならないと考えたほうがよさそうです。

文字中心のPDFをReduce File Sizeで書き出すと、文字が選択・コピー・検索できなくなることがあります。元のPDFは消さずに残しておいてください。

iPhoneの「最適化PDFを作成」で同じ3つのPDFを書き出したときは、スキャンと写真のPDFもほとんど小さくならず、文字だけのPDFは約4.4倍に増えました。画像の多いPDFを小さくしたいなら、Macのプレビューのほうが効果がありました。

「画面に合わせて画像を最適化」は効かなかった

書き出す画面には「画面に合わせて画像を最適化」というチェックもあります。スキャンPDFでオンにして書き出しましたが、容量はフィルタ「なし」のときと同じでした。iPhoneでは同じ名前の設定で約3分の1になっていたので、Macでは容量を減らす目的には使えませんでした。

MacのプレビューでPDFを結合する(1つにまとめる)方法

2つのPDFを1つにまとめる(結合する)のも、アプリを入れずにプレビューだけでできます。

  1. ベースにするPDFをプレビューで開き、つなげたい位置の手前のページを表示する
  2. メニューの「編集」→「挿入」→「ファイルからのページ…」を選ぶ
  3. 追加するPDFを選ぶ
  4. 表示していたページの後ろに追加されるので、⌘+Sで保存する
3ページのPDFに別のPDFの3ページを挿入した結果。タイトル欄に4/6ページ・編集済みと表示されている

3ページのPDFに3ページのPDFを挿入すると、6ページになりました。

Chromeで作ったPDFをプレビューで編集して保存すると、結合しただけでも文字がアウトラインになり、選択できなくなりました(空白ページを1枚足しただけでも同じでした)。Macの標準機能で作ったPDFでは、文字はそのまま残りました。結合する前に元のファイルをコピーしておくと安心です。

よくある質問

Q
圧縮の強さ(画質)は選べますか?

プレビューのReduce File Sizeには強さを選ぶ項目がありません。ColorSyncユーティリティで独自のフィルタを作る方法もありますが、今回は試していません。

Q
圧縮すると元のPDFは消えますか?

消えません。「書き出す」で別のファイルとして保存されます。

Q
PDFを結合すると元のファイルはどうなりますか?

「挿入」で結合して⌘+Sで保存すると、ベースにしたPDFにページが追加された状態で保存されます。結合前の状態を残したいときは、先にファイルを複製してから結合してください。

Q
Intel Macでも同じですか?

今回確認したのはM4のMacBook Airだけです。Intel Macでは試していません。

まとめ

  • プレビューで「ファイル」→「書き出す…」→ Quartzフィルタ「Reduce File Size」で圧縮できる
  • スキャンPDFは約37%、写真のPDFは約62%小さくなった。小さな文字はにじむ
  • 文字だけのPDFは小さくならない。Chrome製のPDFは約4.5倍になり、文字も選択できなくなった
  • 「画面に合わせて画像を最適化」は、Macでは容量が変わらなかった
  • 結合は「編集」→「挿入」→「ファイルからのページ…」。元のファイルは残しておく

iPhoneで同じPDFを圧縮した結果は、こちらで詳しく紹介しています。

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