はじめに
この度、X(Twitter)の投稿を予約できるツールを作成しました。
このツールはX(Twitter)の投稿を事前にスケジュールして、その時間になると自動的にポストすることができるツールです。
テキストや絵文字はもちろん、事前にGoogle Driveにアップロードした画像も簡単に投稿可能です。
さらに本ツールでは、
- 動画投稿
- リプライ機能
- 定期投稿(Bot)機能
- 複数アカウント運用可能
を追加した多機能版となっております。
本記事はX(Twitter)投稿予約ツールの機能紹介および操作方法の説明記事となります。
ツールの特徴
スプレッドシートからXの予約投稿が可能
スプレッドシート上で投稿したいポストの内容を入力し、投稿したい時刻を指定して予約することで簡単に投稿が可能になります。
画像・動画のメディア投稿が可能
Google Driveに事前にアップロードした画像および動画をポストに添付して投稿することができます。
自身の投稿にリプライが可能
親のポストの下の行にリプライのポストを作成することで、自身の投稿にリプライすることが可能です。
これによりツリー型の投稿のような140字以上の投稿を実現することができます。
予約投稿の削除が可能
予約した投稿を取り消したい場合にも簡単に取り消すことが可能です。
定期投稿機能
投稿間隔を事前に指定しておくことで、事前にスプレッドシートに記載しておいたテキストを定期的に投稿することができる機能です。
一度設定をすれば自動的に投稿されるため、Botのような運用が可能となります。
ツールの初期設定方法
STEP1:スプレッドシートのコピー
本ツールを利用する前に、スプレッドシートを自身のアカウントにコピーする必要があります。
- 本ツール(スプレッドシート)の上部メニュー[ファイル]をクリックする。
- [コピーを作成]をクリックする。
- ファイル名を任意の名前に変更し、[コピーを作成]をクリックする。
- 新しいタブが開き、コピーが作成される。
STEP2:GASの認証・Callback URI / Redirect URL表示
次に、X APIでGAS(Google Apps Script)を使う際のCallback URI / Redirect URLを発行します。
コピーしたスプレッドシートにて、数秒ほど待つと上部バーのヘルプの右に[事前準備メニュー]が表示されます。
- スプレッドシートの上部メニュー[事前準備メニュー]をクリックする。
- [①Callback URI / Redirect URL表示]をクリックする。
- [認証が必要です]と表示された場合は以下の手順でアクセス権の承認を行う。
- [OK]をクリック
- スプレッドシートにログインしているアカウントをクリック
- [詳細]をクリック
- ポスト自動化処理(安全ではないページ)をクリック
- [許可]をクリック
- 承認完了後はもう一度[事前準備メニュー]>[①Callback URI / Redirect URL表示]をクリックする。
- 表示されるURLをコピーする。(次のSTEPで使用)
STEP3:X(Twitter) API Key発行
次に、Xの開発者ポータルからAPIキーを発行します。
このキーを発行することで、本ツールとXが安全に通信し、ポストの投稿やデータの取得といった操作を行うことができるようになります。
- X Developer Portalにアクセスする。
https://developer.twitter.com/en/portal/dashboard
X APIの利用が初めての方は下記記事を参考にして、X APIキーを発行してください。
Xの開発者ポータルにアクセス後は、以下の手順で設定を行ってください。
- 左メニュー[Projects&Apps]より自身のAppを選択する。
- [Settings]タブから[User authentication settings]>[Edit]をクリックする。
- 以下を設定し、[Save]をクリックする。
- App permissions : Read and write
- Type of App :Web App, Automated App or Bot
- App info > Callback URI / Redirect URL : STEP2でコピーしたURL
- Website URL : https://twitter.com/
- [Keys and tokens]タブをクリックする。
- [Consumer Keys]>[API Key and Secret]>[Regenerate]>[Yes, Regenerate]をクリックする。
- 表示される[API Key]と[API Key Secret]をコピーする。(次のSTEPで使用)
- [OAuth 2.0 Client ID and Client Secret]>[Client ID]をコピーする。(次のSTEPで使用)
- [OAuth 2.0 Client ID and Client Secret]>[Client Secret]>[Regenerate]をクリックする。(次のSTEPで使用)
[User authentication settings]の設定後は、[Keys and tokens]から画像の枠内にある以下4つを[Regenerate]などで再発行して、メモ帳などに控えておいてください。
- [Consumer Keys] > API Key
- [Consumer Keys] > API Key Secret
- [OAuth 2.0 Client ID and Client Secret] > Client ID
- [OAuth 2.0 Client ID and Client Secret] > Client Secret
STEP4:認証情報の登録
次に、前ステップで発行したAPIキーなどの認証情報を本ツールに登録します。
- 本ツール(スプレッドシート)の上部メニュー[事前準備メニュー]をクリックする。
- [②認証情報入力]をクリックする。
- それぞれ前項でコピーした値を入力し、[OK]をクリックする。
再びスプレッドシートに移動し、上部バーの[事前準備メニュー]から[②認証情報入力]をクリックします。
それぞれの値には前のSTEPで控えておいた認証情報を入力し[OK]をクリックします。
- API_KEY →Consumer Keys:API Key
- API_SECRET →Consumer Keys:API Key Secret
- CLIENT_ID →OAuth 2.0 Client ID
- CLIENT_SECRET →OAuth 2.0 Client Secret
STEP5:OAuth1.0認証
次に、登録した情報をもとに認証を行います。
Xでは画像などの「メディア投稿」と「テキスト投稿」で別のAPIエンドポイントを使用していることから、2回認証を行う必要があります。
- スプレッドシートの上部メニュー[事前準備メニュー]をクリックする。
- [③OAuth1.0認証]をクリックする。
- 表示されるURLをクリックする。
- 別タブが開き、案内に従って認証を完了する。(投稿したいアカウントでログインしていることを確認)
- 左上にSuccessと表示されることを確認する。
次に、上部バーの[事前準備メニュー]から[③OAuth1.0認証]をクリックします。
認証用のURLがモーダルに表示されるため、URLをクリックします。
Xの認証画面が表示されます。
利用したいアカウントが表示されていることを確認の上[Authorize app](またはアプリにアクセスを許可)をクリック
[Success]と表示されると認証が完了します。タブを閉じます。
STEP6:OAuth2.0認証
- スプレッドシートの上部メニュー[事前準備メニュー]をクリックする。
- [④OAuth2.0認証]をクリックする。
- 表示されるURLをクリックする。
- 別タブが開き、案内に従って認証を完了する。(投稿したいアカウントでログインしていることを確認)
- 左上にSuccessと表示されることを確認する。
次に、上部バーの[事前準備メニュー]から[④Oauth2.0認証]をクリックします。認証用のURLがモーダルに表示されるため、こちらをクリックします。
ここでも新規タブで認証画面が表示されるので、[Authorize app](またはアプリにアクセスを許可)をクリックして[Success]と表示されると認証が完了します。
以上で初期設定は完了です。
次にツールの操作方法について説明します。
利用方法
投稿予約方法
予約取り消し方法
画像・動画投稿する場合
B列の投稿内容を記載(未記載でも可)して、再び投稿予約を行います。
リプライ投稿
リプライ投稿を行うには、リプライしたい投稿の1行下に投稿を作成してください。
本ツールの注意点
スプレッドシートの変更について
本ツールにおいて、動作しなくなるため「シート名」の変更は行わないでください。ツール名の変更は任意のものを設定いただいて問題ありません。
一度に時刻を指定して予約できる投稿数は20ポストまで
本ツールは[投稿予約メニュー]>[投稿予約]から予約した際、GAS(Google Apps Script)のトリガーを作成して予約します。
このGASの制約上一度に作成できるトリガーの数は20個までのため、時刻を指定した予約は1度に20まで可能です。
投稿内容の作成自体は無制限に入力可能です。
本ツールのカスタマイズにより一度に予約できる投稿数を20から無制限に変更することも可能です。問い合わせなどからお気軽にご相談ください。
その際、以下の注意点がございます。
- 各予約するポストの間隔は5分以上空ける
- 予約したポストの時間と実際にポストされる時間に最大5分程度ラグが生じる
同時刻投稿は不可
同じ時間に複数の投稿を行うことはできません。
リプライを行う場合も2分ほど元の投稿までに空けてください。動画の投稿にはアップロード時間を考慮し、次の投稿までの間は5分程度空けて予約してください。
同じ内容のポストは不可
Xの仕様上、一言一句同じ内容のポストはできません。同じ内容をポストしようとすると投稿時にエラーが発生します。
1日のポスト上限はAPIプランによって異なる
本ツールはX APIを使用しており、無料で利用できるX APIには1日に投稿できるポスト数が50件までと上限があります。
50件を超えて投稿しようとすると投稿時にエラーが発生します。
動画投稿について
動画は拡張子がmp4のみが投稿可能です。また、アップロード上限は約45MBとなります。
必要に応じて動画の圧縮などでサイズを下げてください。
有料版アカウントの機能は利用不可
本ツールでは、X premiumの機能(140字以上の投稿・2分20秒以上の動画投稿)には対応しておりません。
Xによる仕様変更について
XによるAPIの仕様変更により、ツールが急に動作しなくなる場合がございます。定期的なアップデートにより対応させていただくため、再度DLおよび初期設定が必要となります。
免責事項
本ツールの動作によるあらゆる被害や損害については一切責任を負いかねますのでご了承ください。
特に、50件以内であっても短時間に大量のポストを予約して投稿したり、何度もエラーが発生するようなポストを予約するとシャドウバンの措置が取られる可能性もございますのでご注意ください。
著作権について
本ツールの転載・再販売・譲渡は禁止とさせていただきます。
本ツールのアクセス方法
本ツールはBoothまたはココナラにて取り扱っております。
Boothであればご購入後すぐにご利用いただくことが可能です。
ココナラではツールの導入まで不安な方向けにサポート、必要に応じてカスタマイズの相談を受け付けております。
ご購入の際の注意点
キャンセル・返金について
BOOTH ではシステムの都合上、ダウンロード販売の返金、キャンセルは一切お受け出来ませんのでご注意ください。
そのため、まずは無料で提供しているツールにて動作を確認いただき納得の上ご購入をお願い致します。
よくある質問
複数アカウントの利用方法について
本ツールは複数アカウントで利用することが可能です。
1つのツール(スプレッドシート)につき1つのアカウントが紐づけられるため、複数アカウントで利用する際には本ツールをコピーしてアカウントごとに初期設定の上ご利用ください。
お問い合わせ
お問い合わせはBOOTHやココナラ、本ブログのトップ[お問い合わせ]からお願いいたします。